18歳未満の方はご遠慮ください。
♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯
最初にこの体勢になったとき、おまえは盛大に恥ずかしがってすぐにやめてしまったのに
今おまえは自ら進んでこの形で繋がってきて、ゆらゆらと享楽を貪っている。
逢わないでいた間に何かあったんだろうか。
まさか他の誰かと?…いやそんなことはない。はず。
確か最後に した ときも、こうすることを嫌がらなくなって、だんだん可愛い声も出るようになっていた…そう、今みたいに。
それにしてもこんなに感じやすかったっけ?
こんな表情をする女だったっけ?
いや、これは断じて、俺と二人で見つけた愉しみだ…だからこそおまえは、今ここにいるんだろ?
今夜はなんだか奇妙な夜だ
思えば突然の電話に始まって
玄関を開けたとき既におまえは様子が違っていた
こういうことには受け身な方だと思ってたのに
今夜のおまえは本能の塊みたいに俺に向かってきて
俺にのしかかり俺を征服してる
形よくツンと上向いた胸からくくれた腰そして臀にかけてのカーブ
女ってものの造型の美しさを堂々と見せつけて
俺を屈伏させるためにこの体勢を選んだんだろうか
満月でもないのに燦々と注ぐ月の光を浴びて
まるでおまえ自身が青白く発光してるみたいだ
もしかして月がおまえに乗りうつってる?…なんて考えてみる
だから全然違う女に見えるんだろうか
月の女神…アルテミス、シンシア、ダイアナ…どれも一緒か
あれってたしか狩猟の神でもあったな
今おまえも獲物を狙うハンターみたいな目をしてる
じゃあ俺は仕留められた獣か
道理で終始おまえのペースなわけだ…