《星よ おまへはかがやかしい
《花よ おまへは美しかつた
《小鳥よ おまへは優しかつた
…私は語つた おまへの耳に 幾たびも
だが たつた一度も 言ひはしなかつた
《私は おまへを 愛してゐる と
《おまへは 私を 愛してゐるか と
はじめての薔薇が ひらくやうに
泣きやめた おまへの頬に 笑ひが浮かんだとて
私の心を どこにおかう?
(立原道造『爽やかな五月に』
より一部)
数多の言葉を費して
ものごとを描くのは楽しいと
いらぬ見栄を張って
どこかに届けとばかり投げたつもりが
ただ表面をなぞるだけ
ひとの神経を逆撫でするだけで
結局何も言えていなかった
カーテンを開けたらいつの間にか
朝はこんなにも眩しくなっていたのに
何を見ていたんだかねぇ
♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯
わざわざ出てきて 何言うかと思えば
美しい詩を愚痴に使っちゃって
すっかり迷走状態です。
まぁ五月病みたいなものと
ご海容くださいませ。
欠点に悩む五月だなんて
なんだか青春みたい。何年ぶり?
「五月はコイの季節です!」なるほど。
ではもう一度
とっとと出直してきます。