親愛なるおおかみ様へ | sgtのブログ

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歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。


なんか演歌みたくなっちゃいました。
女になりきるのは照れます。
普段女らしくしてないもので。









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親愛なるおおかみ様へ









一匹狼って
なんか違うと思うの


そもそも
おおかみが一匹で生きるのは
避けられない運命のようなもので
おおかみ自身がわがままだったり
非社会的だったわけじゃない


だから
子どもの頃から大好きだった絵本
あの主人公みたいに生きてる
あなたを見つけてびっくり


世の中のくだらないものに
け 
って背を向けて


ひとりで冷たい風に吹かれながら
精一杯の虚勢を張って 自分の力で
あなたの目的を追求している


その姿が痛いほど美しくて








だから好きになったの








あなたは今ひとりだけど


絵本のおおかみさんも
終始ひとりだったけど


好きこのんでそうしてるんじゃない


一匹でいるおおかみは
一匹でいる厳しさを受け容れながら
それでも真剣に探している
つがいとなるパートナーを
生涯を賭けようと信じられるものを


それを見つけたおおかみは
きっと もっともっと強く
そして美しくなる


いいな 素敵








凡庸な羊のくせに
おおかみに憧れてしまったあたし
あなたの姿を追いかけて
群れからはぐれちゃいそう
でもいいの


優しい羊飼いさんが探しに来るまで
気楽にのんきにぶらぶらしてるから
大丈夫 あたし狡いの


いざという時は
あなたになら喰われたって構わない
それだってひとつの羊の役割だもの
そのときは美味しく味わってね


でも もし願ってもいいのなら
見届けたいな
あなたが目的を遂げて
最強で最高の姿になるとこ
どこか物陰からでもいいから


あたしの羊飼いさん 大変ね


フレフレおおかみ
どうぞお構いなく
あたしはしれっと尾いていくから








厚顔の羊より