handle with care | sgtのブログ

sgtのブログ

歌うことが好きです。コロナ禍で一度はしぼみかけた合唱への熱が''22年〜むしろ強まっています。クラシック音楽を遅まきながら学び始める一方、嵐の曲はいまも大好きです。



*ご注意*

ご気分を害するおそれのある
表現があります。

18歳未満の方、および
ご不快に思われる場合は
お読みになりませんよう
お願いします。










♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯♭♯












handle with care














気をつけなければいけないことは
いくつもあるけど
恐れるほどのことじゃない








体勢は自由
なるべく消耗しないように

何よりだいじなのは

歯は常に唇の内側
決して傷つけないために
猫が爪をしまうのと同じ要領?








いざ招き入れようとすると
がさっとした匂いが鼻を衝くけど
それを厭がってちゃ始まらない

それが生きてるってこと
自分だって同じようなもの
だからお互い様

そんなものは初めの初めだけで
舐めとってしまえばもう平気
ついでに自分のマーキング








ここはむしろ
可愛い人質を手中にして
思うがままにできる愉しみを存分に

だってその気になれば
噛み切っちゃうことだってできる

だからこれは奉仕ではなく
ましてや苦行であるはずがない
おたのしみ








呼吸は鼻でなるべくゆっくり
最低限の気道を確保する
むせたりしたら興ざめだから

舌は必ずしも器用でなくても
頬をすぼめ
喉の奥のでこぼこの壁まで
辿り着かせられたら上等
ぜんたいを使って歓迎する
技術の問題じゃない
と思いたい







口という器官のことをぼんやり考える
唇と歯と舌と上下の顎
頬の内側の粘膜と唾液腺
そういうのをまとめた部位の通称

いまはただの玩具
というか管








唇と頬の筋肉を総動員して
頭の角度を固定したまま
指にも手伝わせて頸で往復する
ときどき尖端に戻って
忘れてないよって撫でる

行き止まりにぶつけられると涙が出る
押し戻しそうになるのをこらえる
舌が動かせないうまく唾が出ない
頬がとんでもなく引きつる
顎の関節どうなるんだろ

こんなこと頑張ってる自分は
健気だって自分で褒めてやる

急に頭とか掴まれて撞かれると
さすがにびっくりするけど

あ もしかして
いま悦んでる?
こういうのスキなんだ?
って知れるのは愉しい

ときどき盗み見ようとしても
アングルが微妙で
どんな表情だかわからない
顎の剃り残しがゆらゆらしてる

でも没頭してる感じって可愛い
息とか余裕なさげな動きとか

掠れ声で尋ねてくるから
無言で大丈夫って伝える
隙間なくつつみ込むことで








終わったらさっさと嚥下
いろいろ認識しちゃう前に早く
何事も喉元過ぎればってやつ
直後に残り香だけ口移しってのもいい
これがあんたの味だよって








じゃ








おやすみ。













end