こちらの記事の続きです。
それから、もう1つ頭に
入れておいたほうが良いのは、
「インプットとアウトプットの切り替えの
タイミングを意識すること」です。
「インプット」とは、
今まで知らなかった内容を、
覚えることです。具体的には、
授業を受けたり、
教科書・参考書を読んだりする勉強法が
それにあたります。
それに対して「アウトプット」は、
実際に問題を解いていくことになります。
理想的なのは、
最初に「インプット」をして
8割方の内容を頭の中に入れ、
次に「アウトプット」をしながら
理解度を8割から9割、
あるいはそれ以上に高めていく、
という形になります。
「インプット」だけでは、
理解度を8割以上まで持っていくのは困難です。
ただ、だからといって
「インプット」が不十分な状態で
「アウトプット」に進んでしまうのも、
学習効果があがらない原因になってしまいます。
もっとも経験上、
「インプット」が不十分な状態で、
「アウトプット」に進んでしまう子が
ほとんどだと思います。
例えば、偏差値40台の高校の2年生が、
一生懸命「Next Stage」を
やっていたりするのもそうですし、
平均そこそこの成績で、
まだ中学校内容を
ひと通り学習していない中3生が、
夏明けから過去問中心の勉強法に
切り替えようとしたりするのもそうです。
ですから、「十分にインプットの時間を確保する」
ことを意識するだけでも良いかもしれません。
もちろん受験勉強は時間との戦いですから、
「インプット」が不十分な状態で、
「アウトプット」に進まざるをえない場合も
あるかもしれません。
そんなときは問題集でも
解説が詳しいものを選んだり、
わからない部分は積極的に
誰かに質問したりすると良いでしょう。