こんにちは。
マスターインストラクターのゆきの直子です。
我が家には、8歳の長男と5歳の次男がいます。
長男は、年の割に幼い部分もあり、正直に話すことの多い子ども。
兄弟げんかをしたら、弟を叩いたことも包み隠さず言うタイプです。
次男は、しっかり者で、怒られると思ったタイミングでは、よく嘘をつくことがあります。
自分の身を守りたいんだね、と普段は温かく見守っております。
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次男の嘘にキレる
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次男のこども園の個人懇談で、「給食の時間に、上靴を脱いでしまいます。」と言われました。
私としては、『どうでもいいでしょ、そんなこと』という出来事だったので、帰り道次男に
「給食の時、何か先生に言われることある?」と聞いてみたのです。
「上手に食べてるね、と言われる。怒られることは一回もない。」と言う次男。
「上靴のことは?」と鎌をかけたら、
「上靴もいっつも履いてるね、と言われた。」
なんて言うものだから、私の怒りに火が付きました。
大したことがないのに、母が嘘をついても怒らないことも知っているはずなのに、なんで意味のない嘘をつくんだ!
『嘘ばかりついたら皆に嫌われるかもしれない。信じてもらえなくなるかも』そんな風に思う私がいました。
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長男の嘘に成長を感じる
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火曜日習い事の帰りに、
「今日は作文の宿題が出てるねん。」という長男。
作文は、基本土日に出る宿題。
水曜日なら、1時間帰る時間が早いので、出る可能性があるけれど、火曜日の今日出るのはおかしい。
ママレーダーが察知。
「それって、ホンマに今日出た宿題?」と聞くと
「そう。」と明らかに動揺した長男。
「お休みの時の宿題だよね。」と言うとあっさり認めました。
「なぜ、お休みの時に、しなかったの?」と尋ねると
「連絡帳見なかったから忘れた。」と普段は、記憶力抜群の長男らしからぬ答え。
ちょっとしてから、小さな声で「したくなかった。」と言う長男。
この時私は、長男は嘘がつけるぐらい成長したんだな、と、なんだか嬉しく感じたんです。
嘘をつかない長男に対しては、『嘘をつかないことで、損をするんじゃないだろうか?』
『うまく嘘がつけないなんて、世の中渡っていけるんだろうか。』
そんな風に心配していたんです。
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自分の矛盾に気付く
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ふと、次男が嘘をついた時のことが思い出されて、自分自身の矛盾に気付き、ビックリしました。
次男に対しては『嘘をついてはいけない』
長男に対しては『嘘をついてもいい』
全く逆のことを思っていたんです。
次男の性格は私に似ています。
計算高くて、状況に応じて対応を変えるところがある。
怒られないために、嘘をつく。
長男の性格は似ていません。
穏やかで、正直者。空気が読めない。
次男に対しては、私のようになってほしくない。という気持ちから、小さな嘘をつくことがダメだと思うんだな。
長男に対しては、自分が経験したことがない人生を歩みそうなので、誰かに騙されるかもと不安なんだな。
私の中にある、認められない部分を次男に見て、嘘はダメだと怒り、
世渡り下手だ。と思っていた長男に対しては、上手くいい逃れようとしたことで、成長を喜ぶ。
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嘘が悪いから叱るんじゃない
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『嘘をつくから叱る』ということは、誰にでも当てはまることじゃなく。
同じ出来事でも相手によって、捉え方が変わることで、反応が違ってくるんだな、ということに気付いた出来事でした。
長男にしても次男にしても、とても小さな嘘。
それを見逃さない私が、一番『嘘』を敏感にキャッチする状態にあるんでしょうね。
私が嘘を意識するのは、なぜか?という部分もゆっくり見つけていきたいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
マスターインストラクター ゆきの直子