「聞く」ことで気づけた長男の心の奥にある寂しさ | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)のブログです。
子育てに役立つ情報をお届けしています。

こんにちは。

インストラクターの桜あきよです。

個性の強い3人の息子を子育て中です。


とてもとても怖がりな8歳長男。

ちょっとの音でも、ビクビクすることがしばしば。

夜に物を取りに行くときには、廊下の電気を全てつけて、弟たちにも一緒に

「ついてきて」

と頼むこともあります。




・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

「夜よく眠れない時がある」とアンケートで書いた長男

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


ある日の夜、長男と話をしていた時のこと。

「『夜によく眠れているか?』っていうアンケートがあってね」

 『眠れないことが時々ある』って書いたんだ」

そう話す長男。


私から見ると、そんな様子もなく、夜中も朝方もぐうぐう、すやすやと眠っているのに…。




・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


よく眠れていないわけではないかもしれない

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


「夜中に起きちゃって眠れなくなるの?」

そう長男に聞くと、

「怖い夢を見るときがあるんだよ。

 だから寝る時に、何もしゃべらずに寝ると、怖い夢を見て眠れないの」






心の中で、

 私が寝る時に見ると、グウグウ寝ていて全く起きる気配がないし、

 朝も私が起きる時には、よく寝ているのに…

 全然、よく眠れているように見えるけど…


そう言いたい気持ちをグッとこらえて、

「そっか、怖い夢を見るからなんだね。」

長男の気持ちに共感してみました。



そして、安心できることを提案しました。

「もし、それで起きちゃった時には、ママのこと起こして大丈夫だよ。

 そしたら怖くないでしょ?」

うん、とうなずく長男。


寝かしつけの時に、私は 2段ベッドの下で寝る弟たちと添い寝。

2段ベッドの上で寝る長男は1人でした。

上下にいるから大丈夫でしょうと思ってたけど、違っていました。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


眠れないと思っていた心の奥底にあったもの

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


夫がいる休みの日には、長男と私の2人で寝るときがあります。

その時には、しりとりをしながら、考えているうちに長男が寝ちゃうんですよね。


「しりとりをやりながら寝ると、怖い夢を見ないんだ」

そう話す長男を見て私が感じたのは、

 とても怖がりの長男なので、寝る時に隣にいて欲しかったんだよね

 隣に誰もいないことが寂しかったのかもしれない…。

ということ。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

長男と添い寝して安心感を満たす

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o



その後、何日間か連続でしりとりしながら長男と添い寝をしつつ、

「いつでも起こしてもいいよ」

と約束しました。


長男は安心したようで、

「眠れない、怖い夢を見る」

ということは言わなくなりました。

ごくたまにですが、早朝に私よりも先に目覚めた時には、私のことを起こすようになりました。



そして最近、

「ママ、まだ片付けとかあるでしょ。一緒に寝なくて大丈夫。弟たちのこと寝かせるよ」

と、弟たちを寝かしつけしてくれる日がありました。





自分が見て感じることと、子どもが感じていること。

そしてその心の奥底にある気持ちが、違っていることがあるのですね。


子どもの話を「聞く」ことで、心の奥底にある気持ちを感じ、子どもの安心感へとつながっていく行動ができた出来事でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

子育てコーチング協会 桜あきよ