インストラクターの広瀬ふみです。
私が子どものこころのコーチング講座(初級)を受講したのは、今から3年前のことです。
そこから
“できるときに、できることを”
と、こころに留めながら「聞く」ことを実践してきました。
受講前、子ども達は進んで自分のことを話すことはなく、そのことが悩みでもありました。
受講後は、何かあれば
「聞いて!!今日ね…」
と、まとわりつくようになりました(笑)
何より
子ども達が話しても話さなくてもどちらでもいい
と思える 私のこころの変化が大きいように感じています。
そんなわが家の子ども達に、思ってもいなかった変化がありました。
今回はそのお話です。
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テレビのチャンネル争い
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わが家の子ども達のケンカの一番の原因は、テレビのチャンネル争いです。
それぞれ見たいものが重なると、だいたい争いに発展します。
例えば
・息子が見ている番組を
娘が何も言わず勝手に変えてしまう。
・娘が見ている番組を息子が
「何が面白いのか、わからない。他のに変えてよ。」
と否定する。
・ひとりが見ている側で
「○○が見たい!○○が見たい!」
としつこく言い続ける。
その度、険悪な空気になり
ときには、ののしり合いに発展します。
側で聞いている私も気分のいいものではありませんし、そんな子ども達の様子にうんざりしていました。

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変化を感じたチャンネル争い
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そんなことを繰り返していたある日。
娘がテレビを見ていると
息子がリビングに入ってきました。
「今、テレビ見てる?
俺、見たい番組があるんだけど。」
と、娘に言ったのです。
私は内心
“また、ケンカが始まるなぁ”
と嫌な気持ちになりました。
でも、その想像とは違う展開がありました。
「見たい番組があるんだね。
私は今、これ見たいの。」
と、娘が息子の話を受け止め、
そして自分の思いを伝えたのです。
すると、息子は
「そうか、今見てるんだ。
あと、どのくらいでこれ終わる?」
と、やはり娘の言葉を受け止めたのです。
その後も、
お互いに話を聞き、いったん相手の言葉を受け止めること。
それから、自分の思いを伝えること。
そんなことを繰り返しながら、
2人で折り合いのつく 着地点を話し合っていました。
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「聞き方」を実践してきた結果
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私はその様子を見て、とても驚きました。
ケンカばかりの子ども達が
「聞く」コミュニケーションをするとは
思っていなかったからです。
これは、
“「聞き方」を学び、家で実践してきた結果かもしれない!”
そう感じずには、いられませんでした。
講座を受講してよかったなと思う出来事です。
今回、子ども達が話し合いの後、とても楽しそうにしていたのが印象的でした。
最後までお読み下さりありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会インストラクター
広瀬 ふみ