怒りは内面に押し込めたものを見せてくれる | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

インストラクターのゆきの直子です。

長男は今年度からピカピカの一年生。

でも、コロナ禍でまともに登校できたのは入学式だけ。

時々、学童保育所にお世話になりつつも、1年生なのか保育園児なのかわからない生活。



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家庭での学習

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新一年生で授業もまともに始まっていないのに、宿題はどっさりあります。

ひらがなを書いたり、音読をしたり、数字を書いたり、数の差を見る問題をといたり…

教科書、ドリルの問題もあるし、プリントもあるし…

しっかり見ていないと、書き順はバラバラ、見本とは似ても似つかぬものができあがる。

どの教材に書いたらいいかも一回ずつチェックが必要。


宿題は見ながら横でゆっくり読書でも…

と思っていた私の目論見は見事に外れ、

『なぜ、私が先生の真似事をしないといけないんだろう。』

『他の人は、ちゃんとできているんだろうか。』

『この時間があれば、他にしたいことができるのに。』

『母親って損だわ。』

なんて思いながら、宿題をこなしていました。



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提出日に宿題が見当たらない

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ゴールデンウイーク明けの課題提出日。

宿題を持って行く準備をしようと朝7時前に本棚を見ると、ドリルはあったのですが、プリントが見当たらない。

机の周りを捜索。リビングを捜索。

ない!ない!どこにもない!!

長男をたたき起こし、激怒する私がいました。


「頑張ったのに、なくしたら意味ないやん!」

「宿題は持って行かないとやってないのと一緒。」

「このままでは、お母さんが先生に怒られる。」


大声で叫びながらフッと我にかえりました。

あれ?私、宿題を提出しないことで、私が怒られたり責められたりすることを恐れているんだ。

長男に対して怒っていた私ですが、実は自分の不安から長男をせめていたと気付きました。


小学校時代の記憶はとにかく怒られたことしかなく。

長男の宿題がないことで、その記憶がよみがえってパニックになってしまったようでした。




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私は保護者ということを忘れない

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気付かぬうちに、保護者の立場から、小学生に戻ってしまっていた私。


『まだ、受け入れられていない思いがあるんだね。』

『学校の先生に怒られるの怖いよね。』

と自分自身に語りかけつつ、母親としてなにができるかな?と考える。


・先生に事情を説明して提出を待ってもらう。

・息子には、学校のものは大切だから、本棚に片付けるように伝える。


そうしよう、と決めたら、テレビ台とラグの間から、宿題がでてきました。

結末は、あっさり。



怒りは、心地いい物ではないけれど、自分自身の内面に押し込めたものを見せてくれる。

子どもに対しては、怒っても許してもらえると甘えている自分に気付ける。

宿題並みの学びがあった15分でした。


長男の学校生活を通して、度々自分の学生時代と向き合うことになるけれど、

これは自分の問題だということに気付いて、一歩ずつ進んでいきたいと思いました。



最後までお読み下さりありがとうございました。


インストラクター ゆきの直子