こんにちは。
インストラクターの谷川明子です。
年の暮れ、私は娘の進学準備のため、物件探しに付き添っていました。
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噛み合わない会話
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遠方からの上京なので娘と下調べをして、事前に内見予約を入れておきました。
でも、不動産屋さんとうまく会話がかみ合いません。
準備はしていないし、こちらが気に入った物件に文句をつけ、ダメ出し。
条件を伝えても、
「もっと他に何かないんですか?」
と怒られ、そうこうしているうちに、目星をつけていた物件に 他から申し込みが…
この日は目星をつける事さえできませんでした。
効率よく見られるよう予約していたのに、準備もしていないなんて…。
ムクっと沸いた怒りの下には、ぞんざいに扱われたようなガッカリ感がありました。
そういえば、2年前は、娘の留学先のソウルで部屋探しをしてました。
あのときは、すぐに決まらなくても腹が立たなかった。
言葉が通じないし、仲介料も発生しないから、私の期待値が低かったこともあるかもしれません。
(日本は仲介手数料取るんでしょ!
だったらその分の働きをすべきだ!
ちゃんとやってよ!)
ガッカリの下のそんな本音も見つけました。
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「明日またがんばろ」
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翌2日目。
別な地域に手頃な物件を見つけ、急遽問い合わせました。
担当の女性は、娘の
『部屋は狭くても大丈夫。
登校にかかる時間が最優先』
との希望に、一軒一軒学校までの所要時間を調べてくれました。
娘はじっとその様子を見ていました。
準備を整えいざ内見に!
と思ったところで、昨日と同じ事が起こりました。
「その物件は今、申込みが入った」と連絡があったのです。
でも担当の女性は冷静でした。
すぐ、同じ建物にまだ空き予定があるか、それを申し込むにはどうしたらよいかを確認 。
そして
「とにかく実際見に行きましょう!」
と動いてくれました。
また、娘が
「部屋から学校まで歩いてみたい」
と言うと、話を聞きながら一緒に学校まで歩いてくれました。
私に昨日のような焦りと不安はなく、(安心して見守ろう)そう思えました。
部屋が決まったあと、娘がこう言いました。
「この部屋探し、いろんな事が見れてよかった。
…私もね、ああいう大人になりたい。
丁寧で気持ちよく自分の仕事をする大人……なれるかなぁ?」
「…うん、なれると思うよ! 応援するね」
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「私も子どもの一番の理解者でいたいです」
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担当の女性に、お礼のメールを書きました。
娘が言っていたことを書き添えると
「私もお母さんなんです。
子どもはまだ小さいですが、今日お二人と過ごして
私も子どもの一番の理解者でいたいと感じました。」
そうお返事をくれました。
「聞く」ことは、子どもの理解者になれる方法。
娘が今回感じられた想いも「聞く」からのギフトだ!と思いました。
最後までお読み頂きありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター 谷川明子