こんにちは。
子どものこころのコーチング協会
インストラクターの浜田悦子です。
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5年間、聞くを実践した結果
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秋の運動会シーズンですね。
楽しみにしているご家庭も、
憂鬱なご家庭もあるかもしれません。
自閉症スペクトラムと診断されている
わがやのむすこ(小学4年生)も、
今週末が運動会です。
むすこは、刺激に敏感で、
人が集まるイレギュラーなイベントに
参加することが 小さい頃から苦手でした。
今日は 5年前を振り返り、
聞くことを実践して
むすことわたしが得たこと、
感じたことを、記事にしたいと思います。
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運動会はお休みします
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先日、アメブロにちょうど5年前の記事が上がってきました。
むすこ、年中の時のことです。
・・・ここから・・・
むすこの保育園では、もうすぐ運動会です。
先日、参加の有無を聞かれましたが、
我が家は欠席することにしました。
去年はね、出席しました。
でも、今年はむすこと相談して
やめることにしました。
登園率が低いので、
すでに練習についていけない様子。
練習がある曜日だと、
頬に涙のあとがついている時もありました。
参加したら、
それなりに楽しく過ごせるかもしれません。
でも、わたしは小学3、4年生までは
無理をさせないと決めています。
むすこにとって、
棒高跳びのようにたかいハードルを超えさせることより
今は、できることを積み重ねたい。
そう、思って決めました。
もちろん、
いつかは大きなお弁当をもって参加したいです^^
そのために、重箱だって買ってあります。
でも、いまはその時期じゃない。
それだけです。
・・・ここまで・・・
今読み返しても、
ちょっと涙が出そうになってしまいます。
むすこという子どもを授かるまで、
運動会を欠席するという
選択肢はありませんでしたし、
練習についていけなくて
涙を流す子がいる、
ということを知りませんでした。
でも、辛そうなむすこの姿を見ていると、
これはただ事ではないと感じました。
とはいえ、
運動会を欠席すると決めても、
わたしのこころは複雑でした。
練習にもついていけず、理解できず、
パニックになっている むすこのことを考えると、
これが一番いい決断なんだ!
と、自分に言い聞かせながらも、
(このままずっと、運動会に出られなくなってしまうのではないか?)
(周りのお友達やママたちは、どんな風に感じるのか?)
(先生たち、過保護な親だなって思っていないかな?)
このような不安があったように思います。
でも一番葛藤したのは、
むすこの気持ちに寄り添いたいという気持ちと
自分の中の不安にギャップを感じたことかもしれません。
運動会を欠席することで
今後が伸びるはずだという確信があっても、
ふっと自分の不安に飲み込まれそうになりました。
こんな時にわたしがしたことは、自分のこころの声を聴くこと。
(このままずっと、運動会に出られなくなったらって思うと焦るよね~)
(周りのお友達やママたちに変って思われたら悲しいよね)
(先生たちに 過保護な親だなって思われるの、悲しいね)
自分の声にそのまま寄り添いました。
この時、聞く(聴く)ということを知らなかったら、
むすこもわたしもどうなっていただろうかと思います。
きっと、運動会は出るもの!という
わたしのマイルールに気付けず
むすこの特性に目を向けることができずに
お互いに疲労していたかもしれません。
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5年後の運動会
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その後、むすこが運動会を欠席することはありませんでした。
かけっこで負けたら泣くし、
うまくカラダを動かすことができないので
ラジオ体操はロボットのよう。
それでも、
「 運動会休む 」
と言うことはありませんでした。
運動会に出ることが
良いとか悪いということではなく
あの時に立ち止まることができたことは、
むすことわたしの中で、
とても大きな経験となったように思います。
あれから5年。
小学4年生になったむすこは、
今年 応援団に立候補しました。
母親のわたしから見ても、
むすこは応援団というイメージからかけ離れています。
でも、きっと憧れていたのでしょう。
毎日弱音を吐きながら、
運動会の練習の他に
応援団の練習も頑張っています。
わたしにできることは、ひとつ。
5年前と同じように
むすこの話を聞き、
自分のこころの声を聴くことです。
弱音を吐かれると、
ついつい励ましてしまったり
( 自分で決めたことでしょ! )
という言葉が 喉から出かかってしまいますが、
5年の月日は大きいですね(笑)
むすこの話を、だいぶ聞けるようになりました。
わたしの中には、
まだまだマイルールがたくさんあります。
でも、
そこに気付くだけでラクになったり、
客観的に見ることができるようになりました。
これからの5年も、
自分のペースで “聞く” を実践していきたいです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター浜田悦子