こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの田中梓です。
【子どもを信じて待つこと】
先日、中1の長男の学年末テストが終わりました。
頑張りたいと言っていた数学がイマイチだったようですが、テストの結果より大きな成果がありました。
今回のテストで、長男が自分でやる気を出して、勉強をしたのです。
遊ばないように、スイッチ(任天堂のゲーム)を封印し、iPodtouchを私に預けて。
計画を立てて行動することが苦手で、すぐ先送りしてしまう性格の長男が、
ここまでやれるようになるまで、約一年かかりました。
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やる気が出るまで待ってみる
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中学受験で希望校に落ちた長男。
受験後は、読書やゲーム三昧。
まったくと言っていいほど勉強しなくなってしまいました。
小学校ではそれなりに点数が取れていた長男でも、
中学校では回を重ねるごとにテストの点数は落ちていきました。
私も最初のころは、問題集を買って渡したり、高校受験の話しをしてみたり、
こうやって勉強するといいよとアドバイスしたりしてみたものの、
まったくやらないので、なかばあきらめて?本人のやる気が出るまで 待つことに決めました。
とはいえ、このままやらないのかな。
ふと私が不安になると、勉強しなくていいの?
つい言ってしまうことは多々ありました。
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本当は、かまって欲しかった
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そんなある日、長男が
「英語がよくわからない」
と言い出しました。
これは長男からのSOSなんだろうなと思ったので、長男と話し合いました。
「勉強はやらなくてはいけないとわかっている。
でも高校受験と言われてもピンとこないんだ。」
と。
そして私には
一緒に勉強を見てもらいたい。
「勉強しなくていいの?」
と声をかけてもらいたい、と言われてびっくりしました。
なぜなら、私はもう中学生だから自分でやりたいだろう、
言われたくないだろう、そう思っていたからです。
それからは
「一緒に勉強をやろう」
と声をかけたり、
「高校はどんなところがいいの?そのためにはどうしたらいいかな?」
と、今と将来がつながるような話をしたりしました。
そしてなるべく自主的に勉強してもらうには?と考えた末、タブレット学習を導入しました。
計画も立ててくれるし、紙の問題集より楽しそうかなと。
これが長男にはぴったり合ったようでした。
長男は、勉強をやりたくないわけではなく、
どうやればいいのか分からなかっただけ、だったのですね。
つい子どもが出来るか、出来ないかにこだわってしまいがちですが、
子どもそれぞれに出来ないときは理由があること、
そして一方的に言うだけでなく、
自分でどうしたら出来るようになっていくのかという過程や
こちらからの働きかけも大事なんだーと改めて気づかされました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
田中梓