こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの
大木 智美です。
【 私の心に引っかかった娘の言葉】
長女は小学5年生。
今年になって中学受験をしたいと急に言い出しました。
なかば驚きながら理由をたずねると、
「離れたいお友達がいるから、別の中学に行きたい」と。
その言葉を聞いた瞬間、
「こんな理由で受験していいのだろうか?」
私の心に妙に引っかかってしまったのです。
私の中では、中学受験は何か目標のある子が受験するというイメージ。
長女の「離れたいお友達がいる」という理由は、
どこか後ろ向きで、現状から逃げているだけように感じたのです。
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逃げてもいいんだ
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中学を受験したい理由がどこか後ろ向きで、逃げているように感じた私。
私の中では
「現状から逃げずに解決しようとして欲しい」
「逃げることは恥ずかしいことだ」
そんな思い込みがありました。
少し前ですが『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマがありました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、これはハンガリーのことわざで、
“今いる環境にしがみつくのではなく、逃げることも選択肢にいれ、
自分の得意なことが発揮できる場所に行こう”
という意味なのだそうです。
長女の言葉に引っかかっていた私は、このことわざがふと、頭に浮かびました。
ああそうか。この子も同じなんだ。
逃げてもいいし、立ち向かわなくてもいい。
それは恥ずかしいことではくて、自分を守ることなんだ。
そう長女に気づかされました。
私はどちらかというと正面からガチンコ体当たりで生きてきた方なので、
この「逃げる」という選択肢はありませんでした。
長女は敏感でどちらかというと育てにくい子です。
でも私にはないたくさんの感性を私に教えてくれる存在であります。
あんなに悩んだ長女の子育てですが、いまは私の師匠的な存在だと思っています。
見方を変えれば、違う世界が広がりますね。
そろそろ思春期で難しいお年頃に入って来た長女。
もちろん、ぶつかることも多々あります。
受験にも受からないかもしれません。
でも今は何より、長女の受験するという選択を応援していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
大木 智美