こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの大木 智美です。
我が家の長女は小学四年生。
先日「学校に行きたくない。」と言い出しました。
訳を聞くと、算数が分からないから、学校に行きたくないのだそう。
それを聞いたわたし、
「えー!そんな弱っちくてどうするの!」
つい口に出てしまいました。
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その時の私の心のつぶやきは
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とっさに口に出た「弱い」という言葉。
私の心の中は、
困難に立ち向かわなければならない。
逃げてはいけない。
という言葉でいっぱいになりました。
娘の言葉が、弱く、逃げているような気がしたのです。
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娘の本当の気持ち
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私の怒った言葉を聞いて、しくしく泣きだした娘。
これはいかん!
いろいろ言いたい事はたくさんあります。
でも、耳が閉じている今の状態では、私の話をいくらしても娘には届かない。
助言したい気持ちをぐっとこらえて、とにかくじっくり話を聞こう。
心に決めて、娘の話を聞きました。
「算数がわからないから学校行かない。」
「そっか、行きたくないんだね。」
「割り算難しいんだもん。」
「そっか、難しいんだね。」
こんな感じで、娘の言ったことをただただ聞きました。
話が進んでいくと、娘がぽつりと言いました。
「先生にさされて、分かりません、と言うことが嫌なの。」
人一倍プライドの高い娘。
先生にもお友達にも、自分がわからないということを知られることが、とても嫌だったのです。
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娘の気持ちは変えられない
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正直、え!そんなこと!?と思いました。
でも、それは娘と私の嫌だと思うポイントが違うだけ。
私がどうこう言っても娘の気持ちはコントロールできません。
結局、学校を休み、娘の希望で、自宅で自習をすることにしました。
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私の中の期待と不安に気づく
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私の気持ちが落ち着いた後、
あの時、なんであんなに怒ってしまったのだろう?
自分の心と向き合ってみました。
一つ目は、
恐いことから逃げないで立ち向かって欲しい、という私の期待があったこと。
二つ目は、
このまま学校に行かなくなるのではないか、という大きな不安があったこと。
自分の期待や不安に気がついたら、
胸がすーと軽くなる感覚がありました。
こんな風に、気づくだけでラクになる時があります。
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親が子にできること
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子供って、いくつになっても、形を変えて悩みがつきませんね。
寂しいけれど、親ができることって少ないのかもしれません。
でも、子供の話を「きく」こと。
子供の味方になること。
子供を信じること。
それは親だからできることだと感じています。
子供の話を聞きながら、
自分の話も聴きながら、
家の中では本音が話せる場にしていきたいなあ、と思った出来事でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター 大木智美
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