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鉄棒で前回りをしたい、でも怖い
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子どもが何か成し遂げようとしている時、親は色々なアプローチで子どもを応援しますよね。
・叱咤激励し、ドンと背中を押す。
・想いに共感し、一緒になって取り組む。
・そっと陰から見守る。(巨人の星のお姉さんのように)
みなさんは、どんな応援の仕方をしていますか?
先日公園で、小学校1年生くらいの女の子と、そのご両親に遭遇しました。
どうやら、こんな親子のようです。
「がんばって練習するから」と女の子にお願いされて、練習に駆り出されたパパ。
約束はしたものの、前回りが怖くて鉄棒に乗れず、泣いている女の子。
「怖いこわい!」泣き叫ぶ女の子を抱きかかえ、鉄棒に乗せるパパ。
父「お腹でお布団干しみたいにブランとしなさい!」
娘「やだやだ怖い~」
母「大丈夫、ママはここにいるから・・・」
父「もう、なんでやらないの?やらないなら帰るよっ!」
この押し問答が公園中に響きわたり、気にしないようにしようとしても気になっちゃう(笑)
私たちは端っこの鉄棒で、こころの中で「がんばれ~」と様子を伺いながら遊んでいました。
15分くらいして、お布団干しの状態からパパがぐるんと補助をして、「回れた!」
思わず、私たちも拍手!
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他にどんな方法があるかな?
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この親子のやりとりを見ながら、「自分だったらどんな方法をとるかな?」と考えていました。
「怖いよね、でもあなたならできるよ!」
「ママと一緒にぶら下がってみようよ!」
「どうしたら勇気が出るかな?ママにできることはある?」
このパパみたいに、できると信じて鉄棒に乗せてグルンとして、「ほらできたでしょ!」というのも一つですよね。
あまりにも泣いているなら、「今日はおしまい」とするのもあり。
時間に余裕がないとき、ママの体調がすぐれない時、いろんな状況がありますものね。
・子どもには厳しく教えるべきだ!
・どんな時も共感してあげるべきだ!
そんな風に、選択肢がない状態だと、親も子も苦しくなります。
いろんな方法を知っておくと、その時に合ったアプローチを選ぶことができますよね。
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どんな方法であっても、元に親の愛がある
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ぐるんと回れて、その親子と周りにいた人たちが「よかったね!」という空気に包まれました。
私たちも、それを見届けたので、ホッとして帰ることに。
帰り間際、女の子に、「前回りできたね!」と声をかけました。
パパとママは照れくさそうに、
「お騒がせしました」と私にペコリと頭を下げました。
確かに、公園中にお騒がせでしたよ(笑)
でもね、どんなに言葉が荒くても、ちょっと強引なやり方だったとしても、
その元には、娘さんの「前回りをしたい!」という想いを叶えてあげたいという「愛」があったんですよね。
だから、私は、パパとママにも、「よかったね!お疲れ様!」と声をかけたいくらいでした!
子育てに正解はない。
選択肢を増やしてください!
いろんなやり方を選び、試めしてみてください!
きっと、その子に合った声掛けや対応が見えてきて、ママもラクになりますよ。
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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
何か少しでも、あなたの子育てのヒントになれば幸いです。
子どものこころのコーチング協会 インストラクター
高橋世志子
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