子育てにつまずいたら、未来からヒントをもらおう | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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〇子育てにつまずいたら、未来からヒントをもらおう


「ヤダヤダ!」子どもの思いを、受け入れたくないとき。

どうしても、自分の考えを押し通したい!とき。

こころのなかで、何が起きているのでしょう?


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子どもの気持ちを尊重できないとき

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わたしの話をさせていただきますね。


先日、小学1年生のむすめの七五三をしました。


「親子で着物をきたいなぁ~」

そんなわたしの思いとは、うらはらに、娘は

「着物はイヤ!いつもの服がいい!」

と言い張っていました。


説得するわたし。ガン!として拒否するむすめ。



見かねた夫が、

「世間体っていうのがあってね・・・」

と言いはじめたので、はっ!と我に返ったわたしでした。


娘は「いつもの服がいい!」っていうのに、着物をきせたいのはどうしてだろう??

世間体?わたしのわがまま?親戚の目?


なんだろうな~?と思いながら、娘と話し合いの末、ワンピースとジャケットを着て七五三へ。


ちょうど、いとこも七五三だったので、一緒にお参りと会食をしました。


いとこは赤い着物姿。


とってもとっても可愛くて、「あぁ娘にも着物を着てほしかったな。」そう思いました。



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Iメッセージのつもりが・・・

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「着物で写真だけでも、とらない?」

七五三を終えて、帰宅してから、その思いをむすめに話したんです。


そうしたら

「え~ヤダ!」

ここでも振られてしまい、

「ママ、悲しいなぁ」

そう言ったのですね。



そうしたら、娘は

「もういいよ。ママなんて。」

と怒ってしまいました。


どうやら、「ママはわたしの想いを分かってくれない。自分の気持ちばっかり押しつけてくる!」と思ったようす。


娘の気持ちは十分わかっているのに、どうしても伝えたくなってしまう。


「ママは悲しいなぁ」とIメッセージで伝えながらも、どこかで「ママの願いを叶えてくれないかなぁ」なんて、下心ありありでしたね。


Iメッセージといいつつ、これでは、YOUメッセージ。


「あなたがこうしてくれないから、ママ悲しい。」
娘をコントロールしようとしていたことに、反発を受けて気づきました。



……☆★☆……………

こころの奥にあったのは?

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どうして、そこまで??と、こころを見つめてみたら

「だってだって、ぜったい、かわいいよ。むすめの成長した晴れ姿みたいよ~」


心の中で、駄々っ子のように地面にひっくり返って主張しているわたしがいるんです。


大人なのに、子どものようなわたし。


「そっか、そっか、そうなんだね。」

そうやって、自分のこころに向きあっていくと、涙があふれてきました。


こころの奥にあったのは、期待、そしてそれが叶わなかったことへの、さみしさと悲しみでした。


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未来から、今の自分をみつめる

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あたまでは分かっているのに、こころがザワザワする。


そんなとき、わたしは未来を想像するようにしています。


今度むすめの晴れ着を見れるのは、成人式かなぁ?

わたしが着物を着るのは、結婚式かな??


そこにいる自分はどんな自分?むすめと、どんな会話をしているんだろう?

きっとこの七五三の分まで感動するんだろうな。そう思いました。


その未来の自分は、今の自分をどんなふうに眺めているんだろう?


「大丈夫、大丈夫!あなたは精一杯ママとしてがんばってるよ」

そんなメッセージが、ふと、あたまに浮かんだのです。


こころのどこかで、「着物をきせてあげられなかった」と、自分を責めてもいたんですね。

むすめはイヤって言ってるのに。(笑)


「七五三は着物をきて、祝うべき!」というわたしのマイルールがあったようです。


むすめはむすめ。わたしはわたし。


むすめはわたしの期待に応えなくていいし、わたしはなんでもかんでも責任を負わなくていい。


ちゃんと、線を引いて、お互いを尊重していくこと。

またひとつ、子どもに教わりました。


あとから、「ごめんね、ママは自分の気持ちばっかり押しつけちゃったね。」

そう娘にあやまりました。


そうしたら、娘が「わたしこそ、ごめんね。」と。

あやまることなんて、何もないのに・・。(涙)


娘は娘でわたしの期待に応えられないこと、怒ってしまったこと、申し訳ないと思っていたのですね。


じつは、ワンピースとジャケットで行くことにきめた時、むすめがポツリとつぶやいたのです。


「ママ、この服でお参りにいったら、長いあめ(千歳飴)もらえる?」と。


ちゃんとした服を着ないともらえない・・そんなふうに、伝わってしまっていたのです。



ついつい、親の思いばかりを伝えてしまいますが、子どもにはどう伝わってるのかな?


子どもはどう受けとめたのかな?


そして、親が伝えたいことはそこだったのか?見ていくことってほんとうに大切ですね。


そう気づいた今ここから、またスタートです。すてきなあの未来に向けて。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


何か少しでも、あなたの子育てのヒントになれば幸いです。


子どものこころのコーチング協会 インストラクター 小松田百余


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