
福島の子供たちの甲状腺検査で、
甲状腺癌と診断された人が10万人中25人です。2007年に宮城県などの4県の15-19歳の甲状腺癌の発生率は10万人中1.7人です。これは、スクリーニング効果と言われる様な数値ではなく、放射能の影響です。

『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』の恐ろしさ
|時々お散歩日記 | マガジン9
彼女は語り始めた。
「私たち家族は、南相馬市○○
(かなり放射線量の高いといわれる地区)
に住んでいたんです。
そこで、知らないうちに被曝をしたと思うんです。
だから、県民健康調査には積極的に応じました。特に子どものことが心配で仕方なかったからです。
ところが、その結果を聞きにいっても、県は絶対に教えてくれない。
『大丈夫です』というだけで、何も開示してくれない。『自分の家族を調査しておきながら、なんで結果を知ることができないんですか?』と私は2時間も食い下がったんですよ。



でも、『とにかく心配は要らないから』の一点張りで、どんな結果が出ているのかについては教えてくれません。教えてもらえなければ、よけい心配になるじゃないですか。
『じゃあ、なんのために健康調査をしたんですか』と訊いても、
『みなさんに安心していただくためです』と答える。そんな答えで安心できる人なんています? ひどい話です」
この方は、本気で怒っていた。当たり前だと、僕も思う。

子ども達を放射能から守るネットワーク
@ちば:
「福島の子ども達が今のウクライナの子供たちのようになることが近づいている」
井戸川前双葉町長
先週、井戸川克隆前双葉町長から、
一通の茶封筒が届きました。
中には、井戸川さんからの手紙と、
岩波新書「福島原発事故 県民健康管理調査の闇(日野行介)」が、一冊同封されていました。
以下に、井戸川さんからの手紙を、転載させていただきます。
今、3.11後を生きる日本人が、真摯に耳を傾けるべき言葉だと思います。
私の口惜しさ、そしてこの政策で、福島の子ども達が、今のウクライナの子供たちのようになることが、確実に近づいているということを感じてください。


チェルノブイリでの健康被害

小児疾患の患者数/10万人あたり(ホメリ地域/ベラル-シ)
チェルノブイリ2の表をグラフ化した。事故前には、医者にかかる子どもたちは10人に1人程度であったのに、事故から4年後には10人に8人に急増、さらに事故から7年後には10人が10人とも医者にかかるようになり、さらに年に2回以上かかる子どもたちが出てきていることからグラフが突き抜けてしまっている。