少し前に、テレビの情報番組で
共同親権について特集されているのを見ました。
両親が離婚して、
母親に育てたれた芸人さんが出ていて、
自身の実体験から、
「そもそも“共同”が
成り立たないから
離婚するんじゃないのかな」
と発言されてました。
そうそう、
全てにおいて共同が無理だから離婚したし、
まだ少しでもお互いを信頼できていたら、
そもそも離婚していないのに、
って、頷きながら観てました。
離婚した夫婦の間に信頼関係なんてなく、
逆に大事な子供に悪影響が出ないか
不信感でいっぱいな状況で、
元夫婦が一緒に子どもを育てるなんて
無理なんですよね。
そして、
仮に少しでも信頼関係があれば
今の単独親権でも
協力し合って子育てできてると思うんですよね。
「一緒に暮らしてるのがお母さんだったとして、
共同親権でたまにお父さんと会う
ってなるじゃないですか。
で、毎日毎日一緒に暮らしているお母さん。
たまにお父さんと会って優しくて、
お父さんの方に気持ち傾かれたら
母親がやるせなさすぎるな」
とも発言されていていました。
確かに。
平日、仕事と家事と子育てしていて、
休日さぁ、子供たちと遊べる!
と思っていたら、
休日の楽しい時間だけ持っていかれて、
子供も気持ちが傾かれたら切ないだろうなーと。
この発言をXで見ると、
「片親疎外で育ってしまったからこの発言になる」
「片親疎外の弊害だ」
とか
色々言われてましたけど、
事実、核心ついてるよなーと思いました。
この発言に対して、
他の方が
「元旦那が有責で離婚した。
元旦那の声を聞くだけで、
フラッシュバックして過呼吸になるのに、
親権でもめて、
共同親権になったら、
どうしたらいいんだろう」
ってXで呟いていました。
番組では、司会者や他のタレントが、
「今、共同親権賛成派、反対派が
Xなどでバチバチやってるけど、
共同親権は選べる制度で
選択肢が増える事だから喜ばしいことだから、
そんな必要はないんです」
的な話し方をしていましたが、
結局、DVがなければ共同に
って流れになるわけで、
実態は離婚しても苦しみが続く制度ですよね。
中立、選べるってなると、
いい事だって、
詳しく知らない世論を誘導できるよね
って思います。
どうして、当事者の声が無視されるのか。
その発言に納得できていない芸人さんの顔が
印象的でした。