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私は、発覚時に夫と愛人が訪れた占師の所へ
隣の県で結構遠かったけど、
行き道の記憶は殆ど無く…
二間続きの和室の隣の部屋から
年老いた母と娘らしき人
が出てきた。
先生と呼ばれている女性に、
しきりに頭を下げて、泣いている(?)
どうやら、母親が病気で
藁にもすがる思いで、
占師の所にきた様子。
怪しい所に来たのではないか…とドキドキ。
と、先生と呼ばれていたその占師は、
あまり覚えていないけど
何か私に優しく声をかけてくれた気がする。
一気に緊張はほぐれ、
「夫が出ていってしまって…
ここに来た形跡があったのですが、
来ていますか?」
「まだ、小さな赤ちゃんがいて、
私、どうしたら…」
と涙ながらに伝えた。
突然泣き出した私に、若干困りぎみになりながらも占師の先生は、名簿を遡って見てくれた。
本来なら、個人情報だろうし、
顧客情報は伝えられないだろうけど、
差し障り無い程度に
その日の事を話してくれた。
女性と来ていたこと。
女性と恋愛について聞いて行ったこと。
その他女性のこと。
ここまで聞いても、
「あの優しかった夫が
こんなことをするなんて、
おかしいんです…」
と言う私。
占師の先生は、
「しっかり証拠を取りなさい。」
と言った。
占師なのに、そんな話は全く無く。
探偵…?!
そうかーーーー!
ようやく、霊やユタなどの現実逃避から
出る事になった。
続く
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