大学の3年生、大学院の1年生は、今まさに就職活動の真っ只中ですね。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
企業の選考、すなわち就職試験の第一関門といえるのは、エントリーシートの提出でしょう。
私は企業説明会などで大学を訪問した際に面談を行った学生を中心に、エントリーシートの記載内容についてのアドバイスを行っています。
エントリーシートには、志望動機をはじめ、苦労したこと、どうやってその苦労を乗り越えたのか、など、いろいろな項目、質問について、回答、記載することになります。
ところで、このエントリーシートってものは、何のために書くのでしょう?
質問を変えると、エントリーシートとは、いったい何か評価されるのでしょうか?
まずここをしっかりおさえておかないと、エントリーシートの段階で不合格となってしまいます。
就活のマニュアル本には、エントリーシートについて、いろいろなノウハウが記載されていると思います。
エントリーシートにおいて、私がまず最初にチェックするのは、「まともな文章が書けるかどうか。」です。
読み手の立場に立って、読みやすい文章を書くことを意識しているかどうかです。
これ、すごく重要です。
作成した文章は、読み手に読んでもらうものです。決してひとりよがりになってはいけません。
文章の主語と述語は明確になっているか。
文章は簡潔になっているか。
必要以上に長い文章は、2つもしくは3つの短文に分けた方が読みやすくなります。
自分、もしくは自分の周囲のわずかな専門家にしかわからない言葉を使っていることはないでしょうか。
エントリーシートの定番質問に、「あなたの研究テーマについて記載してください。」というものがあります。
このときは、そのテーマを研究している人にしかわからない専門用語を使って、専門家でないとわからない内容、文章で記載している人が多く見られますが、これは失格です。
会社や募集する職種によっても異なりますが、まずは自分の研究テーマについて、「わかりやすく噛み砕いて説明する能力があるか。」というところが評価されます。
ですので、研究テーマの説明については、大学に入学してきたばかりの1年生に、理解できるような説明じゃなきゃダメ、と指導しています。
つまり、エントリーシートで最も重要なことの1つは、「わかりやすさ」ということになります。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。