理化学研究所の小保方さんのSTAP細胞発見に至るまでの努力。
その一方で、最近の若い人は、「指示があるまで動けない。」
この2点について、少し考えてしまいました。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
小保方さんの業績において、我々が見習うべきところ。
それは、失敗をおそれず、人からなんと言われようが、果敢に挑戦すること。
この一点に尽きると、私は思います。
それに対し、「今の若い人は、指示がないと動けない。」という声。
私も「まったくそのとおりだ。」と思いました。
しかし、、、待てよ。
指示がないと動けない。
我々もそんな偉そうなこと言えるのかな。
我々が就職したころは、バブルがはじけた後とはいえ、まだまだバブルの余韻が残る時代でした。
それまでの日本企業は、基本的に、いけいけドンドン状態で、世界へ進出し、事業規模をドンドン大きくしていきました。
こういうと、高度成長期から日本企業を支えてきた先輩達から、反発の声が聞こえてくることは間違いないのですが、
高度成長期って、企業が成長するためにやるべきことって、ある程度決まっていたのですね。
「社長、今は○○○がすごく売れてます!」
「よし、わが社も至急、○○○を大量生産できる工場を作れ!」
その後、この会社は、○○○製造販売に乗り出しますが、1年目は赤字、2年目も赤字、3年目に黒字転換、4年目以降は順調に売上げ、利益が伸びてくる。
こんな成長シナリオが描けたんですね。
ところが今、こんな事業戦略を安易に実行すると、、
3年目に新興国が破壊的に安価な○○○製品の製造販売に乗り出し、日本企業は壊滅的な打撃を受ける。
この事例の典型例が、液晶テレビでしょう。
現代は、企業の幹部、トップも何をやっていいかわからない状態。
中堅や幹部も自発的に独創的なことに着手できていない状態。
こんな状態で、「今の若い人は、指示がないと動けない。」と、若者を責めるのはちょっとちがうかな~、と反省してしまいました。
本音を言えば、企業のトップ、幹部ですら、若い人に的確な指示も出せない状態にあるということ。
しかしこんな状態でも打開してかないと、我々に明るい未来は訪れません。
さてさて、この問題、改めて考えることにしましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。