今回は「モノを売る」仕事について、解説していきます。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
「モノを売る」仕事についても、「モノをつくる」仕事同様、あらゆるモノが対象となってきます。
工業製品のように形あるものも当然対象となるのですが、「お金」など、「売る」というにはピンとこないものまで対象となります。
お金を売る。
これは銀行などの金融機関のことですね。
このほか、
サービスを売る。
医者や看護士、弁護士、会計士など、特殊な技術を売る。
このように、「売る」仕事とは、無限の組み合わせがありますが、要は、モノやサービスをつくる側をやるのか、売る側をやるのか、というのが、まずお子さんに考えてほしいポイントです。
現在を含めた今後の日本においては、「モノをつくる」特に、工業製品を作るということよりも、「売る」仕事の方が伸びていくと予想しています。
工業製品を作る。
ここ数年、日本の工業製品は急速に世界の中で衰退しています。
日本を代表する電機メーカーの業績が相次いで急落しています。
液晶テレビ、プラズマテレビ、スマホ。。
これらの製品は世界での競争に負け続け、相次いで大手電機メーカーが撤退を発表しています。
そして今、Nintendo WiiやPlayStationまでもが、スマホゲームに押され、業績が下がっています。
20年前には考えられなったことですね。
日本のメーカーは、こういったデジタル家電といわれるものを開発するのは得意ですが、やがてそれがすぐに韓国メーカーなどにより、汎用化、低コスト化され、日本のメーカーは太刀打ちできなくなるという図式が定着化してきました。
これに対し、モノを売るという仕事は、売るものにもよりますが、世界の最適な場所から、価値の高いものを見つけ出し、日本の市場で売る。またはその逆で、世界のどこにもない日本のものを、世界中に売る、ということが個人レベルでも簡単にできる時代になってきてます。
「モノを売る」という仕事において、ポイントとなってくるのは、取り扱うモノが、形ある物である場合、商売相手は日本国内ではなく、世界となることをしっかり認識してください。
大きな会社でモノを売る仕事をする場合、海外に打って出なければならないことは明白です。
理由は簡単です。日本国内の市場は、人口減少、少子高齢化などにより、もはや拡大していかないからです。
これに対し、海外、特に新興国の消費に対するパワーはものすごく、インドネシアに進出したポカリスエットは、毎年売り上げが4倍、4倍になっているそうです。
今年の売り上げは、2年前の16倍ってことです。
こんなところで商売すると楽しいでしょうね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。