NHKのためしてガッテンを見ました。本日のお題は「記憶力」だったのですが。。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
記憶力って、現代社会ではほとんど必要ないのですよね。
覚えていないことはネットで簡単に調べることができます。しかも今はいつでもどこでもスマホで調べることができるので、なおさらです。
よって頭に詰め込んだ知識の多さは昔ほどの優位性はありません。
これに対し、学校教育は相変わらずの詰め込み方式。
記憶、暗記が中心です。
子どもらの宿題で、時折、英単語や英文の書き取り、漢字の書き取りがありますが、そんなものを一生懸命やっている姿を見るとやるせない気持ちになります。
そんなものやめてしまえ!と思うのですが、まあ、仕方ないか。。
冒頭にも書きましたが、現在は、記憶による知識をたくさん持っていたって、あまり役に立ちません。
覚えておかなければならないことは、Evernoteに書いておけば、いつでもどこでも見ることができます。
現代、本当に求められているスキルは、記憶力ではなく、自分の頭で考え、いかにして、いままにない価値を生み出せるかです。
あるいは自分の頭で考え、いかにして、発生した問題を解決していくか、ということです。
知識を増やすことについては、書き取りなど無駄なことはやらせず、知識のつけ方、すなわち、ネットからいかにして情報を取ってくるか、ということを教えるべきです。
加えて、ネットで取ってくる情報は正しいとは限りません。
取ってきた情報の真偽を検証する方法ですとか、教えなければならないことはたくさんあるはずです。
たとえばある技術について調べなければならないとします。
ネットで調べるとき、まず行うのはGoogleで検索をかけることですが、検索結果の画面にたくさん出来てた結果のうち、どれを信じるかということを判断できなければなりません。
名も無い個人が書いている情報と、有名な学会のホームページの情報、どちらを信用しますか?
これは答えを申し上げるまでもない簡単な事例ですが、こういったことすら、学校では教えてくれません。
記憶力重視の教育は、30年前、40年前の高度経済成長時代は、とても上手く行きました。
一定の知識を持った、「均質」の人材を大量に製造業の現場に送り込み、均質な高品質の工業製品は世界中を席巻しました。
そんな時代も終わりとなり、20世紀型の大量生産、大量消費のビジネスモデルは成り立たなくなり、人々は、多様かつ新しい価値を常に求める世の中となりました。
そんな時代に、記憶力なんてものは、全く戦力とはならず、再三申し上げているように、自分の頭で考え、新しい価値を生み出せる人が社会で求められる存在となるわけです。
すでにそんな時代は来ているというのに、いまさら「記憶力」を特集するNHKに絶望に近い失望を感じたしだいです。
今日はこのままではいい眠りにつけません。
何か前向きで楽しいことを考えることにします。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。