高校生が将来の職業について、イメージが持てていないことは、昔と今で大差はないと思います。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
ちなみに私は中学に入った頃まで、天文台の職員になる、という明確な夢がありました。
これは小学校4年ごろから興味を持ち始めた天文、天体観測の趣味によるものでした。
その夢は高校に入ると少しずつ薄れ始め、大学受験の頃には、とにかく入れる大学にしか目が行っていませんでした。
そして入れる大学に入り、そこで4年を過ごしましたが、その時点でも就職するイメージがわかず、大学院へ進学しました。
大学院に進学しても、明確な将来のイメージは持てなかったです。
といいますか、大学院になっても就職については真剣に考えたことがなかったのです。
修士2年の春、そろそろ就職を考えなければならない時期になります。
会社選びは大学に求人が来ていた有名企業を選択し、試験を受けたら受かってしまった、というあっけないものでした。
結局私はその会社に5年間勤めることになりますが、その後、転職をします。
20代後半、確か結婚して長男が生まれたころ、ようやく自分の将来のキャリアプランを真剣に考えはじめないといけない、と真剣に考えるようになったのです。
私の学生時代、就職活動はこんなものでした。
当然、今ではこんなアプローチでは満足いくところには就職できません。
それはなぜかというと、自分が何をやりたいか、なぜその会社を受けるのかという、明確な動機を語れることができないからです。
よって現在は、少しでも早く、できるだけ大学に入学する前から将来のイメージを少しずつ、形成していく必要があります。
自分の将来の職業、イメージについて考えることは、大学に入ってからだと選択肢がかなり絞り込まれてきます。
大学に入ってから、実は自分はこんな仕事がしたかったんだ!と気づいても、大学の学部学科とのマッチングが取れない職業では、その後、大幅に回り道をすることになります。
ですので、将来の職業、イメージ作りの取っ掛かりは高校生のうちにやるべき、というのが、自分自身の経験と現代の就職事情を考慮した結果の私の持論です。
もちろん、高校の時に考える職業イメージは、ぼんやりしたものでいいのです。
しかし一度二度でも真剣に考えたことがある人と、そうでない人には天と地ほどの差が生じます。
さあ、いよいよ子どもさんと将来のイメージについて、いっしょに考えることになりました。
大半の場合、ここでまた問題が発生します。
いきなり子どもさんに、「将来何になりたいか、考えてみて。」といったところで、子どもさんは、世の中にどんな職業があり、どのような切り口で考えたらよいかがわからないでしょう。
こういったところでも、学校教育において、問題解決的なアプローチを全くやっていない弊害が出てきます。
ということで、お待たせしましたが、次回以降、将来の職業イメージの考え方について述べていきたいと思います。
今週末、またもや台風が来るようですね。
本日の天気予報も昨夜よりも下方修正され、雨が降る予報となっていました。
みなさん、早めの備えをしておくことにしましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。