優秀な人材とは? 就職試験の面接で質問されること その3 | 子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

学校の成績が良いだけでは、この混迷した社会を生き抜けません。

一流大学を卒業するだけではダメです。

今後の世の中、勝ち組と負け組みに二極化されていきます。

企業の採用担当が語る成功のノウハウ。

中学生、高校生のお子さんの親御さん向けに解説します。

「あなたはもし、当社に入社できたら、当社のために具体的に何ができますか?」


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


就職試験では最近、こんな質問もお目見えしているようです。


この質問、どのように答えるのがよいでしょうか。


「私は協調性があるので、上司、同僚と円滑に仕事を進めることができます。」


「上司から与えられた仕事はきっちり納期までに仕上げることができます。」


「大学では空手部に所属していますので、人一倍体力があり、根性だけは誰にも負けません!」


いずれの回答も20年前の面接でしたら、合格でしょう。


しかし今は違います。


すべての企業がそうなっているわけではありませんが、このような答えでは、今後、採用される可能性が低くなってきます。


上に示す回答例は、大学で学んだことを土台とした、自分の強みが全く説明できていません。

精神論と体力勝負と従順性を述べているだけです。


また、これも最近よくある質問ですが、


「あなたの卒業研究(あるいは修了研究)のテーマを説明してください。」


「そのテーマは、成果が出ると、社会にどのように貢献することができますか?」


研究テーマを教えてください、という質問は、いかに専門的な自分のテーマを、簡単に、わかりやすく説明できるかの「伝える力」を問われています。


また、2つ目の、社会にどのように貢献することができるか?という質問は、自分の研究テーマが、社会、すなわちこの場合、メーカーにおいてどんな技術、製品に応用できるか、ということを問われています。


大学で学んだことを土台とする自分の強みとは、習得した専門技術をベースに話を展開しなければなりません。


こういった質問に対し、合格点がつけれられる答えを出すには、授業でやった専門科目や、研究テーマは、ものづくりにおいて、どのように役立つのか、どんな優位性があるのかなど、日ごろから相当意識し、考えなければ面接時にその場で答えることができません。


企業がほしい人材は、かつての、大学を出ていれば何でもいい、というニーズから、自分の頭で考えることができ、問題に遭遇したときには自分で答えが出せる人というニーズに明確に変わってきています。


こういった考える習慣をつけるためには、ことあるごとに、目的はなんだ、と考えるクセをつけていくしかありません。


高校において、文系、理系を決める時。


この頃までは、数学が好きだから、世界史が好きだから、とい動機で文系、理系を決めるのはやむをえないと思います。


大学のどの学部、どの学科を受験するかを決めるときは、親子で慎重に考えてください。

できるだけ将来、どのような職業に就くのか、少しでもイメージできるようにしなければなりません。


ここでしっかり考えておけば、大学に入っても学ぶことに対しての目的意識が維持できます。


しかし、将来の具体的な職業のイメージって、どうやって作っていけばよいのでしょうか。

そのあたり、次回、解説していきます。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。