親としては子どもに前向きに勉強してもらいたい。
受験生の子どもを持つ親としては、なるべくいい高校に入り、まずは安心させてほしい。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
冒頭に述べたこと、これって全部親の都合なんですね。
親の都合、願望を叶えるためだけでは、子どもは前向きに勉強しないでしょう。
子ども自身にも何か目的意識とか、うれしさ、楽しみがないとなかなか勉強に身が入りません。
理想的なのは子ども自身が、将来に何になりたいか、どんな職業につきたいか、どんな生き方をしたいのかが、はっきり決まっていることです。
でもそんな子ども、ほとんど見かけません。
子どもに質問してみることにしましょう。
「将来は何になりたい?」
「さあね。今はまだわかんないね~。」
ここで例えば、「将来、できれば医者になりたいな。」なんて答えが返ってくると話は簡単です。
ところが将来に対して何のイメージも持ててない子どもにイメージを持て、といってもそれは無茶な要求ですので、そんなときはこういうふうに言うのでしょう。
「まあそうだよね。今の時期で将来何になりたいか、なんて決まっていなくても別におかしいことじゃないし、やりたいことはおいおい決めていけばいいよ。」
「まあ、とりあえず高校へ入ることに全力を尽くすことだな。」
「将来大学へ行くんだったら、入る大学の選択肢を増やす意味でもできるだけ、いい高校へ行っておいた方がいい。」
「将来の就職のことを考えると、大学もできるだけいいところへ入ったほうが、いい。」
会話の内容、やり取りは各家庭で千差万別だと思いますが、内容としてはだいたいこんな感じで落としどころを探していくことになります。
このあと、現状の成績を考慮し、具体的な目標を定めていくことになります。
例えば、現在の成績が学年で50番くらいですが、入りたい高校は学年20番以内が合格圏内なので、学年20番以内へ入るために次のテストで5教科合計○○○点を目標とする、とかです。
このような、あまりパッとしない目標の設定のなかで、「あの高校は今自分がやっているバスケットボールが強いからぜひ行きたい。」とか、「あそこの学校は校風が自由で、なんでも好きなことをやれる」など、学校の特色も絡めて学校を選べればより良いことはいうまでもありません。
理想的には将来の自分のなりたいイメージから、今何をやるべきか、一番近いところの目標はこれだ!と決めるのがベストなのです。
しかし多くの場合、具体的な将来のイメージが描けないため、目標が学校での成績、順位を上げる、というわかりやすい数字に化けて、それを追いかけるようになります。
そして成績が上がれば、親は褒めてくれる、周囲の見る目が変わってくる、など優越感に浸れるため、やっている本人も張り合いが出てきます。
そしてあとはモチベーションが落ちないよう、我々親は子どもをサポートすることに徹します。
高校受験までは、おおかたこの流れでよいと思います。
しかし、大学受験時あるいは高校で文系、理系をクラス分けする段階では、もう少し、というかかなり真剣に将来の進路について考えなければなりません。
それについてはおいおい述べていくことにします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。