子どもの勉強へのモチベーション、やる気って、どうやって維持していくのか?
モチベーションの低下は、小さな行動をコマめに続けることで、維持することができるということを前回の記事で述べました。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
子どもさんの勉強に対するモチベーション維持、向上についても、原理的には前回までに解説した、ウォーキングやジョギングを継続していく方法と同じです。
ウォーキングやジョギングのモチベーション維持、向上と異なるのは、ウォーキングやジョギングは、はじめた当初は、体重を落としたい、体調を良くしたい、体力をつけたいといった、明確な目標、願望があってはじめたものに対して、子どもさんの勉強については、明確な目標を設定しにくい場合が多いというところです。
勉強においては、明確な目標もさることながら、途中経過において、勉強をやったことによる、うれしさ、目に見える効果なども具体的に想定しておく必要があります。
ウォーキングやジョギングは効果が明確です。
潜在意識の「現状を維持する力」に打ち勝ち、毎日続けていくと、体重が落ちてくる、体がしまってくる、疲れにくくなるといった効果が出てきます。
ジョギングにおいてはタイムを計り始めると、どんな人でも毎日続けることにより、一定距離を走るタイムが短縮されていきます。
さて、子どもさんの勉強の場合、明確な目標というのをどうやって定めていくのがよいのでしょうか。
勉強をする目標、言い換えると何のために勉強しているのか、ということですが、一番理想的なのは、子どもさんが将来どうなりたいか、どんな職業につきたいか、それはなぜか、ということを明確にイメージできていることです。
そして、その目標をかなえるには、何をすればよいのか、ということが明確にわかっていれば、そのお子さんには、親からは「勉強しろ!」なんてことは一言も言わなくてよいでしょう。
このようなケース、親がやるべきことは、子どもさんの夢実現に向けての手助けです。
そんなの当たり前じゃあないですか。という声が聞こえてきそうですが、「手助け」の中の重要なものの1つに、やはりモチベーションの維持、というものがあります。
目標を明確に持っている子でも、前回までに解説した「潜在意識の現状を維持する力」が働きます。
すなわちどんなに目標をしっかり持てている子でも、「現状を維持する力」によって、知らず知らずのうちにモチベーションが下がってきます。
よって、我々親は、モチベーションが下がりかけた子どもが、「行動し続けられるように」アシストしていく必要があるわけです。
アシストとはいろいろなやり方があります。
例えば子どもさんが、「今日はチョー疲れた~。何もやる気が出ない~」という状だったとしましょう。
そんなときは、「わかった。晩御飯は消化の良いものにしてあげるから、今日はさっさと寝て、明日の朝、いつもより1時間早起きして勉強しようか。朝はちゃんと起こしてあげるから。」といった具合になんらかの形で、目標を達成するために行動し続けることをアシストしてあげるのです。
とはいっても、将来の目標を明確に定めている子がどれくらいいるでしょうか。
残念ながら、ほとんどの子は将来の明確なビジョンは持てていないと思います。
それでも勉強はしてかなければならない。
次回からは一般的なケースの場合、どのようにモチベーションを上げていくか考えていきましょう。
昨日からは急に気温が下がってきましたね。空はすっかり秋の色に変わり、素晴らしい透明度です。
みなさん、お風邪など召さぬよう、気をつけましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。