モチベーション、継続力を阻害するものはなんと、私たちの潜在意識による「現状を維持する力」だったのです。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
「潜在意識による現状を維持する力」は、とにかくその人の現状から何か変化があると、元へ戻そうとします。
やっかいなのは、この「潜在意識による現状を維持する力」は善悪の区別がつかないことです。
健康のため、ウォーキングやジョギングをはじめることは、誰もが「それはいいことですね!」と言ってくれますが、潜在意識はそれを良いこととはとらえていません。
それじゃ、悪いこととしてとらえているのか、といえばそれも違います。
潜在意識にとって、ウォーキングをはじめること、ジョギングをはじめることとは、良いことでもなく、悪いことでもなく、単に、「今までとは違う変化」としてとらえます。
「潜在意識による現状を維持する力」は人間であれば誰でも持っているものですので、それに屈するのは仕方のないことなんですが、世の中には目標を達成している人、成功している人がいくらでもいます。
ですので、なんらかの方法で、この「潜在意識による現状を維持する力」に打ち勝っていかなければなりません。
ひとたび、この「潜在意識による現状を維持する力」に打ち勝つと、次のステージへ進むことができます。
健康のためにはじめたウォーキングやジョギング。
「潜在意識による現状を維持する力」に打ち勝ち、体調も良くなってきた!体重も減った!健康診断の数値が良くなってきた!という状態を勝ち取りました。
すると、面白いといいますか、ある意味当たり前なのですが、今度は体調が良い状態、体重が減ってスリムになった状態、健康診断の数値が改善されている今の状態が、その人の「現状」ということになるのです。
ですので、多くの人の場合、「目標を達成したからウォーキングはこれで終わり!」とはならずに引き続き同じことを継続していきます。
なぜなら、ウォーキングやジョギングにより、体調が良くなった、体重が減ったという今がその人の現状になるわけですから、それを維持するために、ウォーキングやジョギングを続けようとします。
これもほかならぬ、「潜在意識による現状を維持する力」によるものなのですね。
モチベーションを阻害するものが、「潜在意識による現状を維持する力」であるということを理解し、一度、「潜在意識による現状を維持する力」に打ち勝つ術を身につけた人は、次なる更に高い目標を設定し、再び「潜在意識による現状を維持する力」と戦い、打ち勝ち、どんどん目標を達成することができるようになります。
こういったサイクルが回ってくればしめたものです。
うまくいく方向に転がり始めれば、もはや簡単には止めることができません。
さて、問題は、いったいどうやって、「潜在意識による現状を維持する力」に打ち勝つのかというところに絞られてきます。
これについては、次回、解説することにしましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。