大学生がおやこ保育園に来てみたら。 | こどもみらい探求社のブログ

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こどもたちが教えてくれる世界と、おとなたちの世界の架け橋となり、素敵な未来をつくる。

今日は、先日おやこ保育園 3日目に来てくれた2人の女子大生が感じたことを
レポートしてくれましたので、そちらをご紹介します!




女子大生だからこその視点。
「はたらく」「こそだて」の両方の視点からこれからを考えるきっかけになっていったらいいなと思っております。

それでは、どうぞ!

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新居 日南恵
慶応義塾大学 法学部政治学科2年


女子大生向けに仕事だけでなく、結婚・出産・子育ても含めたキャリアを
考える機会をつくるmanmaという団体の代表をしている新居日南恵と申します。
現在、女子大生がご家庭に留学し、子供とママの関わり方を見たり、ママのキャリアのお話を伺うことを通して、自分の将来について考えてもらう「家族留学」という企画をしています。



おやこ保育園に来てみて、子供の「個性」を強く感じた1日でした。
0歳から2歳までの子供がそろうと、
ずーっと走り回る子、いたずらする子、
ママから離れられない子、何があってもおとなしく一人で楽しむ子、
本当にいろんな子がいました。

走っていてぶつかってしまった時、痛くて泣き出す子がいた一方で、
目をぎゅーっと抑えて「ぶつかっちゃったなあ。」と呟く子もいます。
たった年齢が2ヶ月だけ違うだけでも、こんなにも違うことに衝撃を受けました。

個性って、”大人になってからでてくるものなのかな”というイメージが強くありましたが、
むしろ、”子供の方がそれぞれの個性が光っていて眩しい!”と感じました。

自分がお母さんになったら、その子のありのままの性格をじーっとみつめて、
その魅力にときめきながら子育てしたいなと思いました。

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高岡春花
お茶の水女子大学生活科学部3年


初めておやこパートナーをさせていただきました、manmaの高岡春花です。

今日は「距離感」について感じることの多かった1日でした。

私は一人っ子で、こどもと触れ合う経験をまったくしないまま大学生になりました。
以前は、こどもと接するときにはつい力が入り、距離を詰めすぎてしまう癖がありました。
どんなに勇気を出して話しかけてもお母さんたちや保育士さんには到底叶わず、こどもたちにもそっぽを向かれていました。
そのたびに劣等感を持ってしまい、ますますこどもと接することを怖いと感じるようになっていました。
しかし、manmaで始めた「家族留学」や、今回参加させていただいた「おやこ保育園」で、だんだんこどもとの適度な距離感をつかむことができるようになりました。
「見守る」という心地よい距離感でいられるようになって、とっても幸せな気持ちです。
だんだん笑ってくれることが増えると愛しい気持ちになりますし、そっぽを向かれていてもなんとも思わず見守っていられるようになったことは、自分の中で本当に大きな変化でした。



『ダメ』という言葉を使わず、少し危険だなと思う場所から遊びを中断せずに離し、こどもが笑ったとき、ちょっと見ていて、とお母様から声をかけられたとき、頼ってもらえたようでたまらなく嬉しかったです。
こどもとの距離感だけでなく、お母様方との「距離感」も年齢とともにだんだん近づいてきています。合間にいろんなお話を聞いて、就活の先にある理想の姿を思い浮かべることができて、とっても素敵な時間でした。
また、こどもどうしの「距離感」も興味深く見ていました。子供の中にも複雑な世界があり、人間関係があり、ルールもあることが、ストレートに感情を表現するこどもだからこそ分かりました。驚きや興奮を全身で表す様子を見て、毎日が目まぐるしいこどもの世界を垣間見ることができました。
学びの多い時間をありがとうございました。「卒園式の頃には何人か立てるようになってるよ」との言葉をいただいて、また参加できたらいいなと思っています。


任意団体 manma:
manmaとは、「いまの女子大生の手で安心して母になれる社会をつくる」をコンセプトに、仕事だけではない結婚・出産・子育てを含めたキャリアを考える機会を提供する、女子大生のチームです。
◆HP
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◆Facebook
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