虐待を防ぐためのヒント | 子どもを守る目@関西のブログ

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このコミュニティーは、育児不安・育児困難を抱えた方をサポートしたい、そんな思いで生まれました。

「学ぶ会」「セミナー」「お茶会」などを通して、
子育てについて語り合い、学び合い、出会いや繋がりを作っています。

子どもを守る目@関西の辻由起子です。

ブログや学ぶ会、講演で何度もお伝えさせていただいていますが、
虐待を防ぐためにまずしなければいけないことは何か?

「親になるための教育」です。

典型的な例を挙げさせていただくと、
京都大学霊長類研究所のチンパンジーのアイちゃん他、
メスのチンパンジーが子どもを出産してまずとった行動は、
驚いた顔をして、子どもを投げつけたことだそうです。

アイちゃんは、コンピュータも打てる、文字も理解する、
とても頭の良いチンパンジーなのに、群れで子育てを学んだことがないので子育ての概念がなく、
本能だけでは子どもを抱くことができなかったのです。

そこで、京大の研究者の方がぬいぐるみを買ってアイちゃんに育児行動を教えたところ、
次の出産では子どもを抱くことができたそうです。

私たちも同じだと感じませんか?

子育てを見たこともない、学んだこともない。
だから本能が働かず、子どもにどう接していいのかわからない。

戸惑いが不安や恐怖に繋がり、育児放棄が起こってしまう。

出産までに、子育てを経験し学べる場があれば、虐待は減ると思います。
子育てを出産適齢までに体験&学習する場を作っていくことが、
これからの課題だと思っています。

私の実体験が参考になれば幸いです。



以下は、出産体験が幸せなら、その後の育児で抱える不安が少なくなる、
との持論のもと、妊婦の頃からの仲間作り、親教育を推奨されている、
子どもを守る目@関西のメンバーの一人、
奈良県生駒市にある髙杉助産院の活動を特集したものです。

【NHKニューステラス関西 動画】

【7月27日】をクリックして【子どもを守れ!】を選んでください。
(パソコンでしか見れません。配信期間は1週間なのでお早目に)

育児不安が、仲間作りや親になる教育を通して軽減していく…
そんな母親のインタビューを是非ご覧ください。

誰もが子育てを楽しめる社会になりますように!!

辻 由起子