アジア解放戦争
戦争に負けた。
真珠湾攻撃は日本軍の「侵略戦争」から始まった。
敗戦したのだから、侵略した国はない。
侵略されなかったから勝ったとされた連合国
アメリカ・イギリス・中国、そしてソ連
日本はなぜ侵略したかったか?
日本はどこを侵略したかったのか?
こうは考えられないのか?
植民地化されていたアジア諸国がある事実に対して、昭和天皇は明治天皇から受け継いだ「差別なき世界」にすることを守られたのだ。
世界から人種差別をなくすためのアジア解放戦争だったと考える方が自然ではないか。昭和天皇はアジア諸国を解放することで、世界から人種差別をなくし、この戦争で核兵器を保有したとしても使えない兵器にしたと言えるのではないのか。
しかし、敗戦国として日本国は復興の道を歩むこととなった。
なぜだろう、この戦争で、戦争犯罪者として多くの犯罪者が捉われられた。
開戦時の総理大臣だった東条英機と内閣府の面々は犯罪者となった。
そして、東京裁判(極東国際軍事裁判)で死刑の判決を受けることとなった。
戦争の最中、昭和十八年十一月六日大東亜会議が東京で開催された。参加者は次の通りだ。
・日本 東条英機内閣総理大臣
・中華民国(南京)国民政府 汪兆銘行政院長
・満州国 張景惠国務総理大臣
・フィリピン共和国 ホセ・ラウレル大統領
・ビルマ国 バー・モウ内閣総理大臣
・タイ王国 ワンワイタヤーコーン親王
・インド チャンドラ・ボース
そして、大東亜宣言が採択され世界へと発表された。
一、大東亜各国は協同して大東亜の安定を確保し、道義に基づく共存共栄の秩序を建設する
一、大東亜各国は相互に自主独立を尊重し互助敦睦の実を挙げ、大東亜の親和を確立する
一、大東亜各国は相互に其の伝統を尊重し、各々民族の創造性を伸暢し、大東亜の文化を高揚する
一、大東亜各国は互恵の下緊密に提携し、其の経済発展を図り、大東亜の繁栄を増進する
一、大東亜各国は万邦との交誼を篤うし、人種的差別を撤廃し、普く文化を交流し、進んで資源を解放し以って世界の進運に貢献する
この大東亜宣言を読んで、侵略戦争と思うのか思わないのか。
ただ、東条英機は「自分としては国民に対する責任を負って、満足して刑場に行く。ただこれにつき、同僚に責任を及ぼしたこと、また下級者にまでも刑が及んだことは実に残念である。天皇陛下に対し、また国民に対しても申し訳ないことで、深く謝罪する」と遺言を述べた。