親子の『夢』と『絆』をつないだ満開の桜 | 親子で楽しく簡単にコーチングできる!ピットインカード:子どもコーチクラブ公式ブログ

親子で楽しく簡単にコーチングできる!ピットインカード:子どもコーチクラブ公式ブログ

世界初!10歳からのコーチングコミュニケーション教室
子どもに役立つ習い事!

が咲くこの時期になると、
毎年、思いだす人がいます。

僕がコーチとしての
キャリアをスタートさせたばかりの頃、

ホスピスへ行き
一人のおばあちゃんと出会いました。

余命、数ヶ月と言われた、
そのおばあちゃんは

「もう一回、満開の桜を見たいねぇ」
と言って、

病室から窓の外を眺め、
目を潤ませました。

+ + + + +

誰もお見舞いにこない。
電気を消して真っ暗の部屋。
まだ冬の寒い時期。

「私の人生、何だったのかねぇ・・・」
毛布にくるまって、
初対面の僕に、おばあちゃんは言いました。

「幸せになってもらいたい!!」
その想いが強くなりすぎて
干渉しすぎてしまった一人娘。

反抗期に家を飛び出して、
もう何十年も会っていないとのこと。

話を聞いていく中で
おばあちゃんから
たくさんの思い出がよみがえります。

「何十年も前だけど、
 逝ってしまった主人が娘を肩車して
 満開の桜並木の下を一緒に歩いた。
 あのとき私は本当に幸せだったね~。。。。」


遠い目をしながら、
おばあちゃんが笑いました。

そして言ったんです。
「娘にもう一度会いたいね~。
 ゴメンネって言いたいね~。
 また満開の桜の下を一緒に歩きたいね~。」






僕は思わず言ってしまいました。
「おばあちゃん!娘さんに会おうよ!」

一瞬ビックリした顔になり
少し考えていたおばあちゃん。

呼吸を整えて伝えてくれました。
『そうだね~!このまま後悔したくないからね~。』

「満開の桜を娘と一緒に見る」
これが、おばあちゃんの夢になりました。

 + + + + + +

チャレンジすることに、
遅すぎることも早すぎることも、
僕は関係ないと思っています。

大切なのは
『自分が本当に何がやりたいか?』

終末期の方だって、
普段仕事をがんばっている人だって、
誰だってそう。

『後悔して終わってほしくない。』
この気持ちが、僕のコーチとしての願いの一つです。

小さなことでもいいから、
一歩だけ踏み出してほしい!!
だって今が一番若いときだから。

そして
おばあちゃんにとっての第1歩。
娘さんに手紙を書きました。


すると数日後、
娘さんがお見舞いにきてくれたんです。

そして
おばあちゃんに伝えてくれたそうです。

 「何で教えてくれなかったの!
  お母さんのバカ!バカ!!バカ!!!」


 おばあちゃんは涙を堪えて
 ただ、聞き続けたそうです。

娘さんは
おばあちゃんに言いました。

 『今まで本当にごめんね!!』

 + + + + +

数十年ぶりの再会。。。

今までの溝を埋めるかのように、
毎日毎日、おばあちゃんと娘さんは
話していたそうです。


余命数ヶ月と言われたおばあちゃん。
車椅子を娘さんに押してもらい、
満開の桜の木を一緒に見上げました。

娘さんは言いました。

 「昔さ、お父さんとお母さんと私。
  3人でこの公園に来たよね!!

  お父さんが肩車してくれて、
  お母さんがにっこり私の顔を見てくれたの。

  本当に幸せな時間だったな。。。
  また一緒に桜が見れて本当に嬉しいよ!!」


おばあちゃんと娘さんは
込み上げてくるものをこらえきれず、

満開の桜の木の下で、
人目もはばからず抱き合って、
大泣きしたのだそうです。

 + + + + +

 「じゅんさん!ありがとうございました。」

おばあちゃんのお葬式のときに僕は、
その話しを娘さんから聞かせてもらったんです。

僕も涙が止まりませんでした。

おばあちゃんにとって、
生きる希望だった桜。

僕らにとって、
桜にあたるものは何なのでしょうか?

命を精一杯輝かせて、
毎年この時期に咲いてくれる桜。

その桜を見るのを楽しみに
がんばっている人がいます。

そして、
僕らの心の中にある桜は

実はきっと、、、
もう、芽吹き始めています。

遅かれ早かれ、
僕らはきっと美しくって
誰もが感動する花を咲かす!!

一人ひとりの可能性を広げられる。
未来を作っていける。

僕がコーチングが大好きな理由。
 
それは
一人ひとりの今から生きたい人生を一緒に見つけ、
そのためにともに進んで行けるから。

未来は今からはじまります。
私たちには、本当は、、、
 
未来を選ぶことが
できるんです。



『僕らはいつだって、今ここから・・・』

僕たち子どもコーチクラブのコーチたちの
合言葉です


大人が未来への希望を捨ててはいけないと思います
子どもたちのためにもね!




今回の話しを通して、一人でも多くの方に、
大切な何かを感じてもらえたとしたら、

娘さんも、僕も、嬉しく思います。

そして
天国にいるおばあちゃんも、
にっこり、ほほ笑んでくれているかもしれないですね!


僕もおばあちゃんに、
さらに喜んでもらえるためにも、

自分らしくみんなと協力し合い、
楽しく生きていきたいと思っています。

あなたは今年、
誰と桜を見上げますか?



大切な思い出を、
どうぞ心のアルバムにしまい、
ともにまた、一緒に生きていきましょう!


『今』という時を、
どうぞ大切に。

だから英語では『今』のことを
『present(プレゼント)』と言います。

今この瞬間を
ともに味わえるということ。

まさに、プレゼントかな!!

最後までお読みいただけたこと。
心から感謝致します。

by子どもコーチクラブ代表
 原潤一郎(じゅん)





3月31日(土)〜子どもコーチクラブ認定コーチコース
https://www.reservestock.jp/events/240135
【残席1名さま】


4月13日(金)〜子どもコーチクラブ認定コーチコース
https://www.reservestock.jp/events/231940
【残席3名さま】


子どもコーチクラブ オフィシャルホームページ
http://kodomocoach.jp/