今回取り上げる季語は春の季語、「春暑し」です。
季語の分類でいうと時候となり、夏のうだるような暑さではなく、体を動かしたり、日が差してきたりしたときには汗ばむような暑さを指す季語と歳時記には説明されていました。
さて、この季語を使っての作句でまず心しておきたいのは、時候の季語に風景がないので風景を詠むのが常套手段です。
しかしながら、自身では風景だけでなく、音や香り、味を詠んでも面白いなと考えます。
そして、「春暑し」の季語の本質ですが、歳時記にある例句が2句か3句しかなく、例句から季語の本質を読み取るのは難しいように思えます。
ここは自分なりに感じる「春暑し」の感覚から読み取った季語の本質で勝負するしかなさそうです。
ラーメンに辣油三滴春暑し
(俳句ポスト投句)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。