小春(冬の季語) | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

今回取り上げる季語は「小春」で冬の季語となります。

 

小春とは11月初旬から中旬に寒さが少し和らいで春を思わせる陽気となることを言い、英語ではIndian summerといいます。

 


11月というと運動会、秋祭りなどの行事が一段落し、師走のあわただしさを前に少しゆっくりできる時期だと思います。

 

 

そんな11月に風もなく穏やかな日はまさに春のようですが、春と区別するために小春となったようです。

 

 

また、小春にはこれから厳しくなる寒さをひかえているという感覚もあると思います。

 

個人的には小春にはのどかさと厳しさの二つの面を持った季語ではないかと考えています。

 

 

そのような感覚が歳時記にある例句にあるか調べてみると、のどかさを詠んだ句は数多くありましたが、厳しさを詠んだ句はほとんど見られませんでした。

 

私の推測した厳しさは例句から読み取れませんでした。

 

 

以上より作句する時の感覚はのどかさを前面に出すべきとの結論に至りました。

 

 

小春日や五分遅れの鳩時計

(俳句ポスト投句)

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。