今回取り上げる季語は茸で、秋の季語となります。
シメジ、舞茸という茸も傍題としてありますが、今回は茸の種類を限定せずに大きなくくりでの茸という季語を見ていきたい思います。
茸と言えば先ほど取り上げた以外にも松茸、椎茸などがありますが、これらは茸と別題として取り上げられている歳時記が多いようです。
(松茸)
(椎茸)
今回は茸という対象に限らず、茸が生えている風景や茸から連想される心象も含めて考えていきたいと思います。
また、茸の傍題として毒茸を取り上げている歳時記もあります。
茸が生えている暗く、じめっとした場所で毒茸である月夜茸を見かけたときのおどろおどろしさや暗がりに赤い紅テング茸を見つけてはっとした気持ちを句にすれば何か面白いものができそうな気がします。
茸といえば食用の茸をまず思い浮かべますが、茸はもっと広い視野で考えるべき季語ではないかと思うしだいです。
達筆の入るべからず茸山
(俳句ポスト投句)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。




