春潮(春の季語) | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

今回取り上げる季語は春潮で春の季語となります。

 

 

歳時記によっては春の海の傍題として扱われている場合もありました。

 

そこで、ふと海水と潮の違いはなんだろうとかと自問してみるとうまく説明できません。

 

 

そういえば、なんとなく海水と潮を同じようなものとして考えていて、違いはどこにあるかはっきりさせていなかったことを改めて認識しました。

 

ここはしっかり海水と潮の違いを調べてみる必要があるなと思い、いつものように辞書で調べてみました。

 

 

そうすると、潮は読みによって二つの意味がありました。

 

一つは読みが「しお」の場合は月および太陽の引力によって海水が満ち引きすることとなっています。

 

 

そういえば、春潮の傍題を干潟としている歳時記を見かけました。

 

もう一つは読みが「うしお」の場合、満ち引きする海水、海水の流れ(潮流)となっています。

 

 

同じ「潮」という漢字ですが、微妙に違う意味を持つようです。

 

 

同じ潮ですが「しお」と「うしお」では見えてくる景色や匂い、音に違いがありそうです。

 

この違いに着目すると春潮の句の世界がまた違って見えてきます。

 

ごっくりと春潮を呑む窟かな

(俳句ポスト投句)

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。