今回から世界遺産に登録されている長崎市の大浦天主堂を訪問した時のお話をしたいと思います。
大浦天主堂は2018年に潜伏キリシタン関連遺産の一つとして世界遺産にも登録されました。
大浦天主堂は1864年にフランス人宣教師のフュ-レ神父が長崎に住むフランス人居留者のために建設を計画したのが始まりで、その後1597年に豊臣秀吉の命により長崎で処刑された二十六名の殉教者にささげられるための教会堂として建設が進められ1864年に竣工しました。
この建物は日本最初期の西洋風建築(建物はフランス人宣教師の監督のもと、日本人の職人が工事を行いました)であり、ゴシック様式としては日本で最も古いものと言われており、現存する日本最古のカトリック教会堂です。
また、大浦天主堂は1865年に浦上村の村民が当時の司教であるプチジャン神父に自分たちはカトリックの信者であることを告白し、およそ250年間も密かに信仰を守り続けた人々がいたという事実が明らかになった歴史的事件の舞台でもあります。
今回は大浦天主堂の歴史についてお話ししましたが、次回より実際に訪問したときのお話をしたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。