では、前回の続きを始めさせていただきます。
さて、同じ同じような意味合いの方言がなぜ同じ県内で違っているのか気になって調べてみました。
そうすると、岡山市は旧国名でいうと備前、そして倉敷市は備中ということが方言の違いではないかと思いました。
岡山県を旧国名に分類してみると、3つわかれます。
それぞれの国名は備前、備中、美作になります。
備前は岡山県の南東部に位置し、岡山市から東側の兵庫県境までを指し、岡山城を擁する岡山市が現在の中心都市です。
備中は岡山県のほぼ西側全体を指し、倉敷市が現在の中心都市です。
美作は備前の北側鳥取県境までを指し、中心都市は津山城がある津山になります。
この三国のうち倉敷は幕府直轄の天領となっていたためお城がありませんが、お堀と白い土塀の蔵が立ち並ぶ美観地区はつとに有名です。
私は数年間、岡山県の会社に勤めていたことがあり、そこでの同僚はほぼ岡山県各地の出身者で占められていて、その中には備前、備中、美作の出身者が含まれていました。
勤め始めた当初、この三地域出身者の言葉遣い、話し方の調子の違いに気づかなかったのですが、徐々に耳が慣れてくるとそれぞれに少しずつ違いがあることに気づいてきました。
その違いについてのお話しは次回に譲りたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。