世界に知られた忍者の故郷(2) | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

では、前回の続きからお話ししたと思います。

 

車内で話している英語に耳を澄ませて聞いていると、会話の中にしきりに「Ninja turtle」という言葉が出てきたのです。

 

これはアメリカの漫画で、突然変異した亀が忍術を習得して大活躍する「Ninja turtle」の話をしているのだとわかってきました。

 

この「Ninja turtle」の漫画を基にしたアニメや映画がアメリカで製作され、数年前に日本でも放映されていたのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

そして話をしているのはこの漫画やアニメを見ている子供達(子供だけとは限らないのだが)なのではと思い始めました。

 

私が子供時代の忍者に関係するテレビ番組で覚えているのは「忍者ハットリ君」と「仮面の忍者赤影」です。

 

 

  

特に赤影には夢中で、そこに出てくる黒影(真中)が「だいじょう-ぶ」といいながら片手を鼻に当てるポーズは学校でよくまねをしていました。

 

(「あーそんなのあったね」と憶えていらっしゃる方は私と同年代ですね)

 

そういえば、忍者は発祥の地である日本では、「ナルト」が終了してしまい、忍者に関する人気の漫画やアニメがなくなって、すこしさびしい感じがしていたのですが、ナルトの子供世代が主人公になった続編が放映されているそうですね。

 

  

アメリカに住んでいるときに「Ninja turtle」の存在は知っていましたが、この忍者になった亀がこんな人気があるとは思いもしませんでした、私の知らないところでアメリカに忍者というものが根深く浸透していたのだなと改めて思い知らされました。

 

また、忍者の本物の姿を知ろうとわざわざ日本の山深い田舎までやって来る外国人の好奇心の強さにも驚きました

  

話を戻して、列車が上野市駅に着くと、駅の構内に忍者の人形があり、皆さん早速その忍者の人形と記念写真に余念がありません。

 

 

私はその方たちに目もくれず、駅を出て昼食を食べるところを探しに出たのですが・・・・・・・。

  

昼食後は目的地である「芭蕉翁記念館」に向かうため上野公園に向かうと、公園の入り口には観光客用の駐車場があり、そこに止まっていた観光バスからも続々と外国の方々が降りてきていました。

 

しばらく私は外国人の団体の方と同じ方向に歩いて行きましたが、途中で別れて私は「芭蕉翁記念館」へ、外国人の方々は同じ公園内にある忍者博物館へと吸い込まれるように入っていきました。

 

 

その後、私が「芭蕉翁記念館」の見学を終えて、公園内にある土産物屋で買い物をしていると、忍者の衣装を着た大勢の外国人の方々が店の前を通り過ぎるのを目撃しました。

 

お店の人に聞いてみると、忍者の衣装を忍者博物館で貸し出しているので、「それを着た人たちでしょう」と教えてくれました。

 

当日はあいにくの雨でしたが、様々な髪の色、肌の色、言葉の人々が傘をさしながら、楽しそうに忍者の衣装を着て闊歩している姿を見ているとほほえましく思えました。

 

私が訪れた「芭蕉翁記念館」を見学されていた外国の方、そして忍者好きな外国人の方を見ていると、いままでは西洋文化を取り入れるばかりの日本が、今度は逆に外国の方々へ日本の文化を伝える側に変わったのだな-などと思いながら、忍者姿の外国人の方々を見送りました。

 

二回にわたったこのお話しもこれにて終了です。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。