今回取り上げる季語は冷麦で、夏の季語となります。
冷麦と似た季語には冷素麺というものがあり、これらの違いをどう出すかが難しい季語です。
上(冷麦)、下(素麺)
画像で見てもお分かりの通り、ぱっと見には違いがわかりません。
敢えて違いをあげるなら、冷麦は色付きの麺があることでしょうか?
いままでは印象が無い、薄い、見たことが無いなどの理由で作句が難しいという経験がありました。
しかしながら類似の季語があって、作句が難しいと思ったのはこれが初めてです。
難しいところは冷麦で句を詠んでみて、それを冷素麺に置き換えても味わいに違いが見られない、もしくは冷素麺の方が印象深いものとなったりしてしまい、冷麦の句として成立させるのが難しかったところです。
こういう冷麦と冷素麺を置き換えても句が成立することを季語が動くと考えてとは違うのでしょうが、私には似たことのように思えて仕方ありません。
冷麦の色付き狙う箸二膳
(俳句ポスト投句)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。