生駒ビルヂング2 | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

では前回の続きを始めさせていただきます。

生駒ビルヂング1

 

建物の外観を少し詳しく見ていきたいと思います。

 

まず、ビルの一階部分を見てみますと、緑地に赤のアクセントの日除けがあるところが「生駒時計店」の店舗です。

残念ながら撮影した日が日曜日だったので、シャッターが下りています。

 

時計店の名前が示すとおり時計、貴金属の販売をしている店舗ですが、カップ、トロフィー等の各種記念品とロータリークラブ用品の販売を行っています。

 

生駒時計店のホームページがありますので、興味のある方は覗いてみてください。

https://www.ikoma.ne.jp/watchmaker/

 

私は知らなかったのですが、ロータリークラブ用品を販売するには国際ロータリーの許可がいるようで、誰でもロータリークラブ用品の販売をすることは出来ないそうです。

 

そして2階~5階はレンタルオフィスとして、地下1階は貸し会議室として営業しています。

 

T4Bと書かれたシャッターがレンタルオフィス用の入口になります。

 

T4BとはTime for Businessを表しているそうです。

 

これは推測ですが、レンタルオフィスも生駒時計店も同じ事業主のようですなのですが、時計店とレンタルオフィスという種類の異なる事業なので、区別したいためにあえて名称を変えているのではないでしょうか。

 

T4Bは正確には北浜T4Bだそうです。

 

少し離れて見てみると、目に止まるのは時計塔です。

 

表通りの堺筋から見てみると縦長の出窓が3つ連なりその下に丸窓があります。

 

 

出窓と丸窓は時計の振り子のように見えませんか?

 

調べてみるとやはり設計者が意図的に時計の振り子を模してこれらの窓を作ったそうです。

 

設計者の遊び心が伝わってきます。

 

西洋のおとぎ話に出てきそうな時計と窓を振り子に見立てた意匠は現代の我々から見ても古さを全く感じません。

 

夜も更けてきましたので、今回はこのあたりにして次回は少し近くから見た建物の詳細を見ていきたいと思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。