それでは前回の続きのお話をしたいと思います。
マリヤ様へのお祈りを終えた後、建設から約100年を経過した教会堂の建物を見学させていただくことにしました。
教会の外回りを歩いていると、ミサを終えられたあとだろうか(日曜日は9時からミサがあるとネットの情報で見たので、その時間を外して到着するよう計画していました)、神父様とばったり出会って、「おはようございます。おじゃましています」とご挨拶すると、私が手に持っていたデジタルカメラが目に入ったようで、「中を見学するなら堂内を撮影してもいいですよ」とおっしゃってくださった。
ほかの多くの教会では礼拝堂内での撮影は禁止されており、禁止されている理由も自分自身よく理解しているつもりなので、たとえ神父様のご好意で堂内の撮影のお許しが出ても、やはりそれは許されないことと思っていたため、堂内の撮影は丁重にお断りさせていただいた。
堂内撮影をお断りすると、神父様は少し怪訝な顔をされたが、そのあと、親切に中を見学するなら照明を点けてもよいとおっしゃられ、照明スイッチの場所を教えてくださった。最後に帰るときは必ず照明は消して帰ってほしいとおっしゃって、去っていかれました。
神父様とお別れしたあと、すぐには堂内に入らず、約100年の時を経た教会堂の外観を見学させていたきました。
教会堂の正面右側に回ってみると、補修中なのでしょうか工事の足場が組まれているところがありました。
足場のある場所に近づいてみると、新しい煉瓦と古い煉瓦が混在し、やはり外壁の補修をしているんだなと再確認しました。
年譜よると平成元年(1989年)に聖堂が改修されたとあるので、それから30年近くの歳月が流れ、再び補修が必要になったのでしょうか?
さらに外周を巡ってみると、入り口と反対側、教会の造りから考えると祭壇の裏手になると思われる場所に出ました。
四六時中角力灘からの潮風にさらされているせいか、木造部分のペンキが剥げかかっています。
こちらにも補修用の足場が取り付けられて補修中のようです。
画像ではわかりにくいのですが、肉眼で見るとガラス窓はステンドグラスになっているようです。
この画像の右手に教会の施設と思われる建物があり、その入り口付近にも像が建っていました。
キリスト教にはとんと無知でどなたの像かわからぬまま、思わす手を合わして暫しお祈りしました。
さらに外周を巡ってみるとまだ補修工事をしていない教会堂入り口付近に出ました。
こちらには煤のような黒い染みがついた古い煉瓦が散見されます。
これらは約70年前に信者の方々の勤労奉仕による汗がしみこんだ煉瓦なのであろうか、信者の皆様のご苦労を思いを抱きながら煉瓦にそっと触れながら歩いてみました。
そんな歴史の重みを肌身で感じながら歩いていると教会堂の正面入り口に戻ってきました。
これから教会堂の中に入ってみようと思います。
本日も夜がふけてまいりました。
教会堂の中のお話は次回に譲りたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。