今回は長崎市にある「日本二十六聖人記念館」を訪れた時のお話をしたいと思います。
日本二十六聖人記念館はJR長崎駅を東へ徒歩で10分ほどのところにある「西坂の丘」にある西坂公園内にあります。
ここ「西坂の丘」は1597年2月5日(慶長元年12月19日(旧暦))に日本人20名、外国人6名(スペイン人4名、メキシコ人、ポルトガル人各1名)が豊臣秀吉のキリシタン禁令により処刑された場所で、長崎県の史跡に指定されています。
ここで処刑された二十六名は1862年(文久2年)にローマ教皇により聖人に列せられ、その100周年に当たる1962年(昭和37年)に開館したのが日本二十六聖人記念館です。
ここを訪れたのだから、私自身がクリスチャンか、日本のキリスト教の伝道やキリシタンについて興味があるよう思われる読者の方もいらっしゃるかと思いますが、実は長崎を訪れた際にかなり空き時間ができてしまったので、交通の要衝である長崎駅に近いこの場所で次の予定まで時間を潰そうと思い、立ち寄ったのが「西坂の丘」でした。
そのような理由で立ち寄ったので、日本二十六聖人についての知識はまったくと言っていいほどありませんでした。
そういう私自身のためにもう少しこの場所について書き残しておきたいと思いペンを取りました。
急ぐこともないので、途中寄り道をしながら歩いていると次のような案内板がありました。
京都と並んで幕末の立役者が集った長崎です。
幕末の立役者の一人である勝海舟の足跡が何気ない通りに残されていることに感慨を覚えます。
さらにこの案内板の近くにもう一つ案内板がありました。
ここにも長崎におけるキリシタンの歴史を物語る今は無い建物があったようです。
ただ何気なく歩いた道にこれほどの歴史が詰まっているここ長崎は歴史に興味がある方には何度訪れても飽きない街だと思いました。
それでは次回より「日本二十六聖人記念館」について詳しくお話したいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。