長崎ちゃんぽん紀行4(二件目のお店)その2 | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

さて、話を元に戻して、前回長崎ちゃんぽん紀行3(二件目のお店)その1 の続きから始めさせていただきます。



ご老体が必要なものを冷蔵庫から取って奥へ戻ってからしばらくすると野菜を刻む音がして、フライパンでなにか炒める音がしてきました。


お玉がフライパンをこする音(見えていないが音からするとそう思う)がしてくると、ちゃんぽんスープの香りが仄かにしてきました。


フライパンで炒める音がしばらくすると静かになり、それからちゃんぽんの匂いが濃厚にただよってきました。


匂いがしてから10分ほどして、女将さんが「どうぞ」と私の前にちゃんぽんの入った皿を置いてくれました。


さっそく、いつもの私の流儀でスープからいただくことにします。一軒目よりまろやかな舌触りで、とんこつスープの味が一軒目とはまた違っていました。


そして一番の違いは魚介の香りと旨みが断然強いことです。


しかし、魚介の生臭さはぜんぜん感じさせません。


スープだけでもどんどん飲んでしまいそうなので、スープが無くなる前に麺を食べみることにしてみます。


麺をいただいてみると、うどんと中華麺の間のような、少しもっちりとした噛み応えは一軒目と同じだが、 一軒目のお店より若干太めの麺でした。


個人的にはこちらが好みです。


 

太めなので、麺にスープが絡んでいるのではなく、しっかり麺にスープが染み込んでいて、麺を噛むたびにスープの旨みが染み出してくる感じです。

 

 
具材も盛りだくさんでしっかり火が通っているので、こちらにも炒めた香ばしさとスープの味が染み込んで飽きない味です。


ただ、蒲鉾の一部に火が通り過ぎて焦げ目があるのはご愛嬌です。



蒲鉾も一軒目と同じで普段食べているものと少し味が違う、蒲鉾の味も一軒目と似ているので、もしかしたらちゃんぽん用の蒲鉾なのだろうか?と思ってしまいました。


やはり二軒目も私が地元で食べていたものとはスープも麺もまったく別物で、やはり私の地元関西でちゃんぽんとして食べていたのはちゃんぽんもどきではなく、ちゃんぽんとはまったく別のたべものやったんやと再認識しました。

 

  

こちらのスープは最後まで飽きが来ず、味を変えるための金蝶ソースのことすら忘れてしまうおいしさでした。


最後までスープを飲み干し、一軒目、二軒目ともにはずれの味ではなかったことを確認し、お勘定を済ませてお店を後にしました。


お勘定は一軒目に比べるとかなりリーズナブルなお値段で、この味と量で商売になるのかなと思い返しながら2回にわたる今回のお話を終わらせていただきます。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。