長崎ちゃんぽん紀行3(二件目のお店)その1 | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

では、前回長崎ちゃんぽん紀行2(最初のお店) に引き続き二軒目の食レポをさせていただきます。


このお話からお読みの方もいらっしゃると思いますので、前回お読みの皆様には繰り返しになりますがご容赦ください。


あらかじめお断りしておきますが、私の方針で食レポにつきものの食べ物の画像が無いことをご了解願います。


また、お店の迷惑になりかねないので店名、お店の住所、もしくはお店を特定できるような情報は一切記載いたしませんこともご了解願います。


では始めさせていただきます。



長崎に到着した日の夕食で二軒目に入店しました。私が宿泊していたホテルから歩いて10分ほどの昭和の匂いのする中華料理店で素朴で飾らないお店でした。


入店したのが食事時にはまだ早い17時頃だったのですが、早い時間にもかかわらず、店の前から店内を覗くとほぼ満席状態でした。


店内をよく見るとみなさん食事ではなく、すでにお飲みになっておられるようで、カウンター、テーブルにはコップがずらりと並んでいて、皿や丼は見えませんでした。


そして、店の外まで聞こえるような大きな声でしゃべっている様子からすると、すでに皆さんもう出来上がっておられるようです。


その雰囲気を見て店に入るのをためらっていると、その様子に気づかれた一人のお客さんが出てきて、「隣の店も同じやけん、そっちの入り口から入ったらよかよ」と教えてくださった。


改めて隣の店の看板を見てみると、はじめに入ろうとしていたお店と同じ名前なのに気づき、「ああ、おんなじ店なんや」と納得して、教えてくださった方にお礼を言って、隣の店に入店しました。


店内にはカウンター席しかなく、席に着くと女将さんがすぐに水を出してくれたので、間髪をいれず「ちゃんぽん」を注文しました。


すると、女将さんが奥に向かって、「ちゃんぽん一つ」と声をかけました。


奥から返事は無かったが、しばらくすると齢70は過ぎておられるであろうご老体が私の座っている席の後ろにある冷蔵庫に食材を取りに出てこられた。


食材を出しながら、カウンターの中にいる女将さんに何か言っているのだが、私にはさっぱり聞き取れない。


しかし、女将さんが返事をして、何か言っているので(ご老体に話しかける女将さんの言葉も訛りが強くてよく聞き取れない)二人の会話は成り立っているようであることはわかりました。


これが、生粋の長崎弁なのかと思い、なんとか聞き取ろうとしましたが、結局なにも聞き取れずに会話が終わってしまいました。


私の母は宮崎県の出身で、一度だけ宮崎の祖母と母が話しているのを聞いたことがあるのですが、その会話もまったく聞き取ることができなかったことを思い出しました。


当時、母と祖母が日本語を話しているとは思えなかったのですが、女将さんとご老体の会話もまさに同じ感覚でした。


お話が横道にそれてしまいましたが、まだ、話が長引きそうなので、今夜はここで筆をおかせていただきます。


この続きは次回の更新までお待ちください。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。