長崎ちゃんぽん紀行2(最初のお店) | 蔵六の雑記帳

蔵六の雑記帳

過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

では、前回長崎ちゃんぽん紀行(序) お約束したとおり 、ちゃんぽんめぐりの最初の食レポをさせていただきます。



あらかじめお断りしておきますが、私の方針で食レポにつきものの食べ物の画像が無いことをご了承願いたい。



また、お店の迷惑になりかねないので店名、お店の住所、もしくはお店を特定できるような情報は記載いたしませんこともあわせてご了解願いたい。



でははじめさせていただきます。



長崎に到着したのが昼過ぎだったので、早速一軒目のお店に入店しました。



ちょっと高級そうな雰囲気のお店で、店内に入るとピシッとした制服に身を包んだ店員さんに案内されて席についた。



すぐにお水とメニューを持ってこられたが、注文するもの決まっていたのでメニューを開かずにすぐちゃんぽんを注文しました。



10分ほどでちゃんぽんが運ばれてきました。



まず、私の麺類を食べる流儀でスープをいただいた、「うっ、ち、ちがうとんこつの味が濃厚や、それに魚介(特に貝)の味もしっかりわかる。」



スープが濃厚だからだろうか、少しトロッとしているような気がしました。



でも、口に含むとサラッと溶けるような口当たりです。



次に麺をいただく、見た目は太目の中華麺に見えましたが、口に入れて噛んでみると食感が普通の中華麺とまるで違うことが分かりました。



うどんと中華麺の間のような、少しもっちりとした噛み応えです。



これが、ほんとのちゃんぽん用の麺なんやと初めて実感しました。



麺にスープが絡んでいるのではなく、しっかり麺に味がしみこんでいるので、麺を噛むだびにスープの旨みが染み出してきます。



ここまでで、私の地元である関西で食べていたものとはスープも麺もまったく別物で、いままでちゃんぽんとして食べていたのはちゃんぽんもどきではなく、ちゃんぽんとはまったく別のたべものやったんやと気づかされました。



麺を味わったあとは具材をいただくことにしました。


野菜はキャベツをはじめとして色々な野菜が炒められた香ばしさとそれらがスープを吸ったおいしさとが一体となっています。



そして、具材の野菜が私の地元で食べるものより断然多いです。



具材で異彩を放っているのが蒲鉾です。



私が普段食べている蒲鉾と少し味が違う、どう違うのか言葉で表すのは難しいのですが、スープ、麺、具材の野菜、どれもしっかりした味なのですが、それらのなかでも印象に残る味でした。



テレビの情報番組で長崎の人は味にあきが来ないよう、食べている途中でソース(金蝶ソース)を使うと聞いていたので、そのことを教えてくれるか、少し意地悪で店員さんに金蝶ソースとは直接聞かず、「お勧めの食べ方はありますか?」と聞いてみた。



そうすると、「味が薄ければテーブルにある胡椒をかけてください」と言われました。



確かに胡椒はあるが、その隣にはソースらしきものがあったのだが、そのことに触れてはくれなかったのは私個人としては少し残念でした。



もしかしたら、テーブルに置いてあったんは金蝶ソースや無かったのかも知れへんなとか、お店の人が、よそ者(バックッパクを背負っていかにも旅行者のなりだった)と見て、途中でソース入れるのは味覚のハードルが高いのかも知れへんと思ったのかななどと余計なことを考えてしまいました。



しかし、ソースや胡椒を入れなくても、最後までちゃんぽんの味に飽きること無く、最後までおいしくいただけました。

(胡椒はせっかくの魚介や野菜の味が染み出したスープが台無しになるような気がして入れなかった)



こうして、最後まで麺と具をいただき、スープも残すのが惜しかったので、ほぼ最後まで飲み干しました。


そして、お勘定を済ませて、一軒目のお店を後にしました。



ご馳走様でした。



今回も最後までお読みいただきありがとうございました。