いつもの風景を改めて見てみると(4) | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

さて、前回からの続きで会社内での風景についてお話したいと思います。

いつもの風景を改めて見てみると(3)


会社の自席から見える風景がこちらです。


空027


狭い窓の向こうに真っ白なビルの壁が立ちはだかっています。


ビルの壁の上に申し訳程度の狭い空がチラッと見えています。


私の職場の周りは工場やオフィスビルなどの建築物が立ち並んでいて、窓から見えるものの大半は無機質なビルの壁です。


画像だけ見ていると塀の中(刑務所の別称)にいるような感覚に囚われます。(幸いなことに刑務所のお世話になってはいませんが、自分の想像ではこんな感じかなと思っています)


画像で見て見ると自分で感じているよりも視界を大きく遮られているのがわかりました。


社内ではこんなに空を遮られている生活をしているのだなと改めて思いました。


普段の会社での生活はまるで壁に囲まれた箱庭にとらわれている虫のように壁のまわりをぐるぐる廻っているんだなと少し侘しい感じがします。


あの”進撃の巨人”の主人公たちが暮らしている壁の中の生活のように。


また、もう一つ感じるのは自席から見える空は井戸の底から空を眺めるようにとても狭いと思えることです。


ことわざにある井の中の蛙は井戸の底から見える空が全てだと思い込んでいるのですが、その蛙と違うところは自分の目で本当の空の大きさを知っていることです。



なので、この狭い空にいらついて、こんな場所に長く居たくない、早く時間が過ぎて、前回のお話に出てきた、駅から会社までの道でまたのんびり周りの風景を楽しみたいと深層心理の中で思っているのではなかろうかと考えてみたりします。



こんなことを書いてみたくなるのは、だいぶ前に書いたお話(羊肉が好きや(2) ) で私の前世がモンゴルの草原を駆け抜けた遊牧民なのではなかろうか、などと根拠の無いこと思いながら今回のお話を終わりとさせていただきたい。


最後に、締めくくりが最初の命題から外れて、お読みの皆様の中に「なんのこっちゃわからん」と思われた方がいらっしゃればお詫びしたい。


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


また、4回にわたる私の四方山話にお付き合いいただいた皆様に感謝いたします。