イカ墨の驚異 | 蔵六の雑記帳

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過去にそしていま感じたまま、思うままを記していきたい思っています。
面白くない話かもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

先日、生まれて初めてイカ墨のスパゲティを食べました。

 

 

初見は食欲をそそらぬ真っ黒なスパゲティで、こんなものほんとに美味いんかいなと疑心暗鬼で口にしてみると、その真っ黒な色からは想像できないようなまろやかさと旨みたっぷりなソースによい意味で期待を裏切られました。

 

 

食べた後に何でこんな美味いもんいままで食べんかったんやろうと後悔しきりです。

 

 

実はいままでもイカ墨のスパゲティを食べる機会は何度かあったのですが、あのどす黒い色に躊躇して食べずじまいでいました。

 

 

さて、イカ墨のおいしさはお読みの方々のほうがよくご存知だと思いますので、イカ墨の美味しさのお話はこのあたりにして、今回の主題である「イカ墨の驚異」についてお話したいと思います。

 

あらかじめお断りしておきますが、ここからはあまりきれいなお話ではないのでこれからお食事を取られる、もしくは食事を終えられてすぐの方には不快な思いをさせる可能性があるかもしれませんのでご注意ください。

 

 

それでは話を戻して、イカ墨スパゲティを食べた翌日のお昼頃、いつものように便意を催してトイレへ行きました。

 

 

そして、用を足し、ウォシュレットをして、トイレットペーパーでふき取ったあと、立ち上がって便器の中を見ると、真っ黒な物体が水中に沈んでいるではありませんか。

 

 

これを見て最初に思ったのは大腸の奥の出血が時間が経って固まったものが、便と一緒に出てきたんじゃないか、もしかしたら大腸癌などの重大な病気なのではないかとびびってしまいました。

 

 

でも、よく見ると時間が経って固まった血液にしては色が真っ黒すぎるのでおかしいなと感じました。

 

暫し見入っていると、「そうだこの色は昨日食べたイカ墨の黒色にそっくりじゃないか」と気がつきました。

 

 

いままで、前日食べたものの色がそのままの色で出てきた経験がなかったので(部分部分で色がついていた経験はありますが、こんなに全面に色がついていたことはありませんでした)、最初は前日食べたイカ墨の色だとまったく気づきませんでした。

 

それにしてもイカ墨の色素は私の体内にある酵素や消化器官でほとんど分解されず、そのままの色で排出されるんだと変に感心しました。

 

 

ネットで調べてみるとイカ墨の主成分はメラニン色素とよばれるアミノ酸由来のだそうです。

 

アミノ酸由来なら体内で分解されてもよさそうなのにとも思いますが・・・・・

 

 

その後、翌日まで用をたすごとに黒い物体が便器を漂う状況が続きました。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。