私は海外でプラント建設に携わった経験があります。
その時に世界を渡り歩いて仕事をされている日本の企業戦士の方とお会いする機会にめぐまれました。
その方々から聞いたお話の中から思い出に残るものについてお話したいと思います。
まず最初のお話は、私がお会いする前にインドネシアでプラント建設に携わっていた方からお聞きしたものです。
インドネシアの詳しい場所は企業秘密ということで教えていただけませんでしたが、そこは長年インドネシア政府からの独立運動が活発なところで、軍事衝突も頻繁にある地域とのことでした。
そういう地域での建設工事なので、周りは常にインドネシア政府軍が警護に当たっていたそうです。
建設地の周りは鬱蒼とした熱帯ジャングルが広がり、独立運動のゲリラがどこに潜んでいるかわからないような場所なので、日本からの技術者は建設地近くの宿舎からほとんど出ない生活を送っていたそうです。
夜になるとゲリラの活動が活発になり、宿舎内から離れたところで政府軍とゲリラが戦闘している銃声を耳にするのは珍しいことではなかったそうです。
そんなある日、いままで遠くで他人事のように聞こえていた銃声が間近までせまり、命を落とすかもしれない場面に出くわしたことを、その方は笑いながら話してくださいました。
これからというところですが、この続きは次回に譲りたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。



