以前も紹介した、伊藤潤二さんの別作品をご紹介。
伊藤潤二さんを紹介した時の記事は【 こちら 】
今回はその際に紹介した漫画の次に好きな『うずまき』についてです。
この話は初音映莉子さん主演で映画化されています。
【ああ、きもちわるくて、きもちいい】
って、地味にすごいキャッチコピーですよね笑
しかも実際、気持ち悪いけど惹かれる世界観です。
物語は主人公である桐絵ちゃんの彼氏である秀一くんのお父さんが変死したことをきっかけに、黒渦町(町名がすでにアレな感じで好き)で起こる『うずまき』が関連している怪事件に巻き込まれていく…というような内容です。
桐絵ちゃん、結構可愛い。
そのうち髪が巻き巻きされていきます。
でも可愛い。
この話にはクラスの美女みたいな女子が出てくるんですが(映画では佐伯日菜子さんが演じてます)、ぶっ飛んでて最高なんです。でも、画像的にちょっとアレなんで検索してください。そして、多分桐絵ちゃんの方が美女。
確かに、初音さんっぽいかも。
この前ドラマ『コウノドリ』で難しい役どころを演じてらっしゃって、月日の流れを感じつつ、「大きくなったわねえ」とまるで親戚のおばちゃんのような気分で見ていました。初音さんの方が年上なのに←
そして、こちらが彼氏の秀一くん。
最初は彼もとても冷静でまともなんですけど、徐々にねじれていきます。
ぐーるぐるにね。でも、その画像も気持ち悪すぎるのでググってください。
映画では、韓国系モデルのフィファンさん。
ちなみに、めちゃくこちゃ好みの顔です。はい。
良い首してる。←え
で、秀一くんのお父さん役が大杉蓮さん、桐絵ちゃんのストーカー同級生役に阿部サダヲさん、と結構良いキャスト。
なのに、です。いや、ここが一番魅力でしょうけど、映画の主要カップル二人の棒読み!!!
漫画と照らし合わせてみると、あれ、もしかしたらこんな感じでしゃべってるかもって思えるから不思議!
映画では話を繋ぎ合わせていますが、漫画では基本的に一話完結です。
ギャグ?って話から、もうまがまがしいものまで飽きさせずに楽しませてもらえますし、そうこうしていくうちに読んでいる側も『うずまき』に巻き込まれていきます。どんどん、町に『うずまき』が侵食していくように。そして気付いた時には、もう後には戻ることもできず、うずまきに巻かれて死ぬしかないような、そんな気分にさせます。
この漫画のおかげでわたしは耳にある『蝸牛(かぎゅう)』という部分を知りました。
現在では蝸牛フェチと言っても過言ではありません。ちなみに蝸牛って、これね。
蝸牛って、耳の聞こえにかなり重要なポジションなんですよ(聞いてない)。
伊藤さんの描く漫画の何がすごいって、突き詰めすぎるところなんですよ。
そして結果、ギャグになる、という笑
『うずまき』のラストは結局誰も助かりませんし数々の謎は解明されません。
人によってはもやもやして本分投げるかもしれない。
けれど、桐絵ちゃんと秀一くんのカップルはある種、愛ある形で終えることができます。
それだけで、わたし満足。だから、このカップルのラストは秘密。そして秀一くん、冒頭はめちゃかっこいいのにどんどん気持ち悪くなっていくけど、外見は変われど桐絵ちゃんへの愛は全く揺るがずにずっと貫きました。よって、気持ち悪くても気持ち良いです。
なんか今日は画像の多い記事になっちゃったな。では。
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